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全力教室

あやかぜ 5月27日


  あやかぜ 5月27日(火)

 5月らしいさわやかな朝。
 昨日とえらい違いである。
 「究極のアンバランス」は杉渕学級と同じ(笑)

 昨日の子どもたち。
 休みと湿度にやられていた。
 たぶん、A小だけではないだろう。

 子どもが育つと、コンディションに左右されなくなる。
 ※今は、大きな影響を受ける。
 「同じ子か?」というくらい落差がある。

「杉渕先生、学級経営案出してね」
「○ついているのに、出てないわよ」(笑)
 誰が○をつけたのか。
 杉渕ファンか、杉渕不安か。
「今出します」
 データとしてファイルに入れるのか、印刷して出すのか?
 わからなかったので、いわれるまで待っていた(笑)
 印刷して提出する。

 ◆朝の打ち合わせ
 ・地域清掃
 ・若手育成
 ・その他

 早めに教室へ。
 廊下、階段の窓が開いていないところは、開ける。
 廊下に座っている女の子たちに話しかける。
「正しい不良の座り方はね」(笑)
 やってみせる。
 朝から爆笑。
 教室に入る。
 多くの子の目が集まる。
「おはようございます」(教師)
「おはようございます」(子どもたち)
 いいあいさつだ。
 エネルギーを感じる。
 子どもは、こうでなくっちゃ。

 バスケ、サッカーの朝練から戻ってくる子を待つ。
 全員そろったところで、あいさつスタート。
 今日は、順番を変える。
 いつもの逆から行う。

 叫ぶようにあいさつする子がいる。
 猛獣か(笑)
 最後は、全員であいさつ。
「おはようございます」

 ◆なんのこれ式!
 2分切れない子は、あと少し。
 全員が2分切ると、学級が変わってくる。
 1分30秒切ると、またまた学級が変わってくる。
 全員1分を切ると、がらっと変わる。
 異次元の学級になる。
 
 問題が変わると、半分もできない子がいる。
 「逆」(81から)の問題である。
 そのこの弱点が、浮き彫りになる。
 喜ばしいことだ。
 そこを練習すればいいのだ。
「そこを練習してごらん」
 残りの子は…
 究極のスピードをつける練習。
 ・2分切り…最低限レベル
 ・1分30秒切り…一般レベル
 ・1分切り…トップレベル

 茂木さんの本を紹介する。
 『脳を活かす勉強法』より
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃作業のスピードを極限まで速くすること ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 P61
 次のような記述がある。
「制限時間を設けて、自分がこれ以上速くできないという限界
 を超えようと努力してください。そして、アスリートのトレ
 ーニ ングのように限界を少しずつ上げていく。
 これを徹底的にくり返すのです」(P62)
 10マス計算の原理と同じである。

 物事は、突き詰めていくと驚くほど似てくる。
 群馬の深澤先生の話を聴くと思う。
 驚くほど似ている。

 話を戻そう。
 2分までは、努力すればできる。
 1分30秒になると、コツが必要。
 ここまでは、私が面倒みる。
 教師のアドバイスを素直に聴き、努力すればだれもができる。
 1分となると、やる氣と才能が関わってくる。

 残りの子は、私の問題に答える。
 立って答えをいう。
 (例)
「24」
「46643883」(4×6、6×4、3×8、8×3)
 このように答える。
 電話番号か(笑)
「81」
「99」
 反応力の勝負である。
 ぱっと答えられるか。
 多くの場合、遅い。
 瞬間的なスピードが不足している。
 ※トレーニングしていないから。
 これからは、反応力のトレーニングが必要。
 さっと答えられるようになったら、次は手の練習。
 口→手 反応を手に伝える練習。

 このような練習をすると、軽く1分30秒切れる。

 違う角度から、切り込む。
「答えが4つあるのは、何と何ですか」
「?」
「12」
 このくらいのことは、覚えることが必要。
 ★覚えること(最低限の知識)
 答えが4つ…6、8、12、18、24
 答えが3つ…4、9、16、36
 答えが1つ…1、25、49、64、81
 ※残りは、「答えが2つ」である。

 これらを知っているか、覚えているか…
 上達に大きく関係してくる。

 あっという間に、チャイム。
 まずい。
 1、2時間目は、図工だ。

 ◆図工
 ・日記&自学を見る。
 ・教材研究
 ・その他いろいろ

 ◆算数
 『少数の倍』の続き。
 前回は、授業参観日の授業。
 これからおもしろくなるところで終わってしまった。
 今日がメイン。
 はたして…
 ・もとになるものを変える。
 問題は、高さ比較。
  学校    8メートル
  ホテル  16メートル
  デパート 20メートル
  銀行   12メートル
 教科書は、学校をもとにしている。
 この場合は、「もとでわれ」ばよい。
  ホテル  16÷8
  デパート 20÷8
  銀行   12÷8

 私は、もとを変えた。

 1 学校がもと
 2 ホテルがもと
 3 デパートがもと
 4 銀行がもと

 すべての場合を考えさせた。

 答えを比較させる。

 学校をもとにして考えた場合
  16÷8=2

 ホテルをもとにして考えた場合
  8÷16=0、5

 この「2」と「0、5」の関係を見つけさせる。

 ◆国語
 読解力養成講座
 新しい教材に入る。
 今日は、一読総合法の手法を使う。
 先を見せないのである。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 一ぴきの犬が、 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ここまで、板書。
 氣づいたこと、考えたこと、思いついたことなどを書く。
 ふつうの読解は、キーワードを見つける。
 根拠になるところを見つける。
 杉渕流の読解は、キーワードから見つける。
 (例)
 ・犬は一匹
 ・どんな犬か。
 ・飼い犬か、野良犬か。
 ・大きい犬か、小さい犬か。
 ・毛の色は何色か。
 ・犬は、今何をしているのか。
 などなど。
「10くらい書きましょう」

 次は、その先を板書する。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 体を前にかがめて ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 書かせる。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ はげしく ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 書かせる。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ほえたてています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 書かせる。

 ここまでをまとめてみよう。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃一ぴきの犬が、体を前にかがめてはげしくほえたてています。┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 わずか、一文である。

 その一文を分解し、考えさせる実践である。
 「キーワードから見つける」
 証拠、根拠見つけと逆。
 →イメージを広げる。

 しかし、先を読むことにより、だんだん限定されてくる。
 「広げる」と「限定する」が融合した実践である。

 1時間の授業で、一番書いた子は9ページ。
 8ページ、7ページ。
 大量に書く子には、共通点がある。
 ・ほとんどしゃべらない。
 ・半ページ、または1ページ書いたら見せにくる。
 集中しているから、しゃべらない。
 見せにいくと、先生にほめられる。
 次の一手を教えてもらえる。
 また、書く。
 だんだん、書くことがおもしろくなってくる。
 たくさん見つかる。
 ノートが、みるみるうまっていく。
 たくさんかけたという充実感。
 いい循環になっている。

 ◆給食準備
 少しずつ、組織プレイらしきものが見られるようになってきた。

 ◆掃除
 一生懸命やる子は、かなりよい。
 しゃべらない。
 集中している。
 作業がはやい。
 そして、ていねい。

 ◆社会
 「米づくり」のまとめ。
 いよいよ、新聞づくりに入る。

 先輩たちの書いた新聞を見せる。
 一部をコピーして、印刷する。
 ※典型例(見本)
 今回、内容は問わない(笑)
 ※授業で鍛えているので。
 レイアウトが問題。
 まずは、外見から。

 ◆クラブ
 私は、バスケットボールクラブ担当。
 クラブ終了の時、次のことをアドバイスした。
 ・試合前に、チームで練習。
 ・ドリブル制限のルールを考える必要あり。

 放課後
 カラスが巣をかけているという情報あり。
 早速見に行くと…あった。
 しかし、巣は空だった。
 なるほど、「カラス」とはよくいったものだ。
 連絡。
 副校長さんが行政に連絡。
 学校で対処せよとのこと。
 →学校から業者に依頼。

 その他、事件あり。
 他校との問題?
 毎日、いろいろある。
by sugitecyan | 2008-05-27 20:04 | あやかぜ
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