人気ブログランキング | 話題のタグを見る

全力教室

授業開き 6年生

 ◆授業開き

 授業開きで取り上げるのは、次の教材である。

 「黒い目のきれいな女の子」

 いかようにも解釈できる名文(迷文?)である。
 まずは、「黒い」に限定する。

 「黒い」から受けるイメージを発表させる。
 どんな意見が出るだろうか。


 ◆漢字
 漢字探しクイズ
 興味をもたせる。
 漢字が苦手な子でも、とっつきやすいもの。

 ◆音読
 いろいろな音読をさせてみる。
 学級の実態を見る。
 
 『ひろがる言葉』
 『風景』
 『大木』

 『美月の夢』

 実際の授業で

 1組
 あいさつから入る。
 五反野小では、授業ごとにあいさつをすることになっている。
「起立」(今は、教師)
「はじめます」(教師)
「お願いします」(教師と児童)
 「お願いします」
 実態を見るため、一人ひとりいわせる。
 全体的に声が小さい。
 女子は、とくに小さい。
 これがどう変わっていくか、楽しみである。

 漢字探しから入る。
 集中して漢字を探していた。
 さすが、6年生。
 見つけ方のワンポイントアドバイス。
 (例)
 ・反対を見つける     上 → 下
 ・似ている字を見つける  上 → 止 → 正
 ・グループで見つける   漢数字、曜日など
 一つひとつやっていると、効率がよくない。
 応用範囲の広い思考法である。

 作戦タイムを入れる。
 周りの人と相談させる。
 友だちが発見したものをもらうのである。

 ◆音読
 冒頭の詩
「ひろがる言葉」を扱う。
 実態把握のため、一度読ませる。
 声は出す。
 いろいろな方法で音読させる。
 全体的にスローなので、ちょっとテンポアップする。
 スローに読んでいる限り、音読は上達しない。
 ちょっとはやめに読ませる。
 速くなってくると、言葉がはっきりしてくる。
 語尾の重さがとれてくる。

 強弱もつけさせる。
 ・強→弱
 ・弱→強
 ・強→弱→強
 ・弱→強→弱
 声をコントロールする練習である。

 ★2組

 読解から入る。
「黒い目のきれいな女の子」
 
 氣づいたこと、考えたことなどを書かせる。
 書けない子もいたので、絞ることにした。
「ここではきものをぬぐ」
 ・ここで はきものをぬぐ。
 ・ここでは きものをぬぐ。
 これがヒントである。

 黒い 目のきれいな女の子 とする。
 「黒い」で切る。

 「黒いって、何が黒いのですか」
 こう聴かれて、考えはじめる子が多い。

 一部の子は、
 ・目が黒いのか、全体が黒いのか?
 などと書いていた(3人)。

 黒い
 ・洋服
 ・くつ
 ・髪
 ・目
 ・肌
 ・鼻(笑)
 ・どろんこ
 ・ペンキをかぶった
 ・心
 ・腹
 などなど。

 ここで、「肌」に絞る。
 一歩つっこんで考えさせる。

 「肌が黒い」から、どんなことが考えられるか。
 ・日焼けしている。
 ・黒人
 ・病氣(肌の色が土色)


 ★3組

 音読から入る。
 あいさつと声のコントロールから。

 「こんにちは」
 2種類の声でいわせる。
 見本を見せる。
 ・低い声
 ・高い声
 できる子とできない子に、はっきりわかれる。
 できない子は、
 ・できないが、本人はできていると思っている。
 ・できていないことがわかっている。
 3つに分類できる。

 今は、できなくてもかまわない。
 
 一人ずつやらせる。
 やらない子は、一人もいなかった。
 まずは、よし。
 
 一斉音読。
 一人ではできない子でも、集団ならできる。
 集団のよさの一つである。


 『ひろがる言葉』に入る。
 ・語尾がのびる。
 ・語尾が下がる。

 このへんを指導する。
by sugitecyan | 2006-04-07 19:43 | こくせん
<< 2回目の授業 授業準備 >>



実践の記録

by sugitecyan
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧