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全力教室

あやせん 11月2日


 あやせん 11月2日(火)

 2日目。
 打ってかわっていい天氣。
 さわやかな朝である。

 原稿執筆。
 特集の原稿である。
 まだ、絞り切れていない。
 実践例は、山ほどある。
 しかし…参考になり使えるとなると…
 高度すぎるものが多い。
 うーん、どうするか。
 情報がありすぎて、絞りきれない状態。

 『ガイアの夜明け』のビデオをもっていく。
 ※ある保護者の方に頼まれた。

 学校到着。
 昨日の授業の協議会。
 3年生のある学級で、授業させていただいた。
 私が授業すると、子どもががらっと変わる。
 28年のキャリアは、だてではないということ。

 夕方、本格的な協議会をする予定。
 本日は、ある方との会合。
 そこに、ゲストを2人招待している。

 『ガイアの夜明け』を見る。
 何年ぶりだろうか?
 おもしろい。
 50時間くらい撮影した。

 今と違うところ、変わっていないところ…
 そのときならではの自分、実践、学級。
 あれから…7年の歳月が過ぎている。

 投稿してきた子どもたちに、一部分を見せる。
 同じ4年生。

 ◆あいさつリレー
 もう、昨日のことを忘れている。
 これが、人間。
 忘れてはいけないことまで、忘れている。
 ということは、まだ身にしみていないということである。
 「育ってきている」といえども、まだまだ。
 言われたことを受け止め、練習してくる。

 次の日は、朝練習。
 意識して、本番に望む。
 こうなると、飛躍的に伸びる。
 教師も同様。
 クリアしていないにもかかわらず…
「次を教えてください」
 教えても意味がない。
 実践は地道なもの。
 一歩一歩進むしかない。
 少しの努力で大きな成果を求める人が多い。
 私の場合、膨大な努力で微少の成果を求める。

 子どもたちの意識は、薄れている。
 見ればわかる。
 準備してきた子の顔は違う。
 だから、予想ができる。
 「見ればわかる」のである。
 はたして…
 予想通りだった。

 指導を入れる。

 意識するだけで、あいさつが変わる。
 すべては意識である。
 常時意識し続けることができる人が


 ◆あいさつ
 全員の意識が高まると…
 次元の違うあいさつになる。
 これは、生で見ないとわからない。


 ◆絶対的な基礎
 ★なんこれ!
 えんぴつの音が変わってきた。
 
 今、またスピードの時代になってきている。
 少し前は、「ていねいさ」の時代だった。
 「1分切り」する子が激減。
 20人→2人(笑)

 字をていねいに書くようになったからである。
 その前は、スピードの時代。
 かなりスピードはついてきたが…
 読めない字を書く子もいた。
 指導を入れる。
 読めない場合、記録は認定されない。
 読めても…
 私が「合格」といわなければ認定されない。
 「速ければいい」というものではない。

 スピードの時代。
 ていねいさは、少々目をつぶる。

 速くなってくると…
 雑さが目立つようになる。
 次は、「ていねいさ」の時代。
 少々スピードを落としても、ていねいに書く。
 ていねいに書く分、タイムが落ちる。
 がた落ちする子もいる。
 それでいい。
 また、だんだんスピードがついてくる。
 今、まさにその状態。

 ★10マス計算 三種盛り
 ・10マスかけ算
 ・10マスたし算
 
 ●10マスひき算
 『ガイアの夜明け』で取り上げられたのは、10マスひき算。
 苦手な子の成長過程を取り上げた。
 「12-」が、10秒でできない。
 →10秒でできるようになる。
 →2週間後、6秒でできるようになる。
 これを見た子どもたち。
 刺激を受けたのだろう。
 ひき算に入るとき、いつもと違う空氣だった。
「これは、やる」
 期待できる空氣である。
「よーい、どん」
 スタートする。
 いつもより速い。
 えんぴつの音が違う。
 体の動きが違う。

 「ていねいさ」の時代なのに、「1分切り」続出。
 トップの子は、45秒だった。
 速すぎる。
「見せてごらん」
 ふつうは、かくす。
 インチキがばれるから(笑)
 しかし、その子はかくさない。
 堂々としている。
 ふてぶてしいやつだ。
 ノートを見ると…
 そこには、驚くべき事実が!
 この続きは、コマーシャルの後。

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 コマーシャル?

 公開授業のお知らせ
 
 ★杉渕学級1日公開

 11月15日(月)

 チケットは、「ぴあ」でお求めください。

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 そこには、驚くべき事実が!
 なんと、読めるのである。
 しかも、雑ではない。
 スピードとていねいさが融合している。
 すごい!

 もう一人の子(46秒)を見ると、もっとていねい。
 すごい!
 
 子どもは、ときに教師の予想を超えて伸びる。


 ★あまりのある割り算
 今やっているのは、かなり歯ごたえのあるプリント。
 なにしろ、100題。
 圧倒的な量である。
 基本的なやり方は2種類。
 ・10分割
 ・通し
 1回目は、分割。
 10ブロックにわけて計算する。
 制限時間は、15秒である。
「おっ」
 始める前から、できそうな予感がした。
 はたして…
 昨日とは段違い。
 休み明けを差し引いても、次元の違いはあきらか。
 わずか1日で、こんなに進歩するとは…
 教育は…わからない。
 28年やっても、わからない。
 「わかった」と瞬間的に思うことがあるが…
 すぐわからなくなる。

 10分割が速かったので、通しも期待できる。
 「通し」スタート。
 速い。
 今までと、次元が違う。
 回路ができたのだ。
 基本的なスピードが違う。
「一夜にして別人」
 新記録続出。
 記録ラッシュとなった。


 ★漢字100問テスト
 鉛筆の音がよい。
 スピードもついてきている。
 かなりハードな種目も、ハードだと思わなくなってきている。
 感覚が変わったのである。
「難しい」→「ふつうでしょ」
 いい意味で、鈍くなっている。
 ふつうの感覚では、なくなっている。


 ★漢字復唱
 昨日問題になったのが、この学習。
 ・口の開け方
 ・発音
 ・声のはり
 などなど。
 今日は、4班からスタート。
 まず、一人が読む。
 続けて、全員が読む。
 一人目で、ストップをかける。
 その子も、全体も全力ではない。
 全力を出すように言う。
 まだ、すぐ意識レベルが下がる。

 やりなおしからは、よかった。

 次は、個人で。

 ◆「ランドセル」の絵
 今回すすめているのが、「重ねぬり」の技法。
 まず、黄色をぬる。
 えんぴつの線にそって、ていねいにぬっていく。
 次は、補色をぬる。
 赤のランドセルだったら、緑をぬる。
 次は赤。
 最低でも、3色重ねる。
 それ以外の描き方もオーケー。
 子どもによって、指導を変える。

 子どもたちは、不思議がる。
「赤いランドセルなのに、どうして緑をぬるのか?」
 今まで教わってきたのは、赤だけをぬる方法。
 または、混色してぬるほうほう。
 赤だけだと、軽い感じになる。
 ランドセルの重厚感は出ない。
 混色すると、色が濁る。

 赤までぬり終わったら、今度は透明な絵の具で色をとっていく。
 ※透明な絵の具→水のこと
 ふつうでは、絶対に出せない感じが出せる。
 味のある絵となる。

 よくなってきた点は、ていねいにぬること。
 多くの子が、ていねいにぬっている。
 雑にぬったら、絵は死んでしまう。
 一瞬のゆるみもだめなのである。
 ただし、時間がかかりすぎる。
 この半分にならないといけない。

 最初は、私が見本を見せる。
 透明絵の具を使って、色をとっていく。
 どのくらいとるかは、部分によって違う。

 昨日の状況から見て、「1日1時間」としたのだが…
 進みが遅い。
 中途半端。
 しかたなく、3校時も続きをおこなうことにした。

 ◆20分休み
 全員、外遊び。
 ある問題。
 なかよし3人組の話である。
 となりのクラスの子2人、私のクラスの子1人。
 2人が、となりのクラスのある子に、手紙を出した。
「●●さんは、ここをなおしてほしい」
 という手紙らしい。
 今回は、となりのクラスの先生が指導してくださった。
 私は、クラスの子だけを指導。


 ◆「ランドセル」の絵 2
 透明の絵の具を使う子が増えている。
 指示をきちんと守りていねいに色をとっていく。
 上手な子は、すごい。
 いい絵になってきている。
 雑にすると、5倍になって返ってくる。
 銀行ならオーケーだが、絵はだめ。
「まあいいや」
 では、絶対にいい絵は描けない。

 ◆算数
 ★ドリル、テストの説明
 前半は、説明。
 解いたところから始まるのが、私流。
 解き方、ポイントなどを、ノートに書いていく。
 だいぶ、慣れてきてた。

 ★どん難問だい!
 後半は、難しい問題。
 今日は、1問ずつ出題する。
 できたら、教師に見せる。
 全員ができたら、次の問題を出す。
 先ほどの続きか、今の問題の説明を書いて待っている。

 計5題出題。
 いずれも、中学入試の問題である。
 ※4年生が解けるレベル。

 ◆給食
 8分以上かかっている。
 いまいち。
 今日は、「減らし」が少なかった。
 お変わりも順調。
 完食。

 「ごちそうさま」も、定刻にできた。

 ◆掃除
 氣になる子が2人いない。
 最近、掃除の時間になるといない。
 途中から掃除に加わる。
 返ってくるのが遅い。
 以前、男子で同じような問題があった。
 その子たちは、他のクラスに遊びに行っていた。

 ★ある問題

 掃除は順調に終了…
 ではなかった。
 今日は、雑。
 雑になるときは、
 ・ストロー
 ・ストローの袋
 が落ちている。
 いつもは落ちていない。
 今日は、ストロー2本、袋2つが落ちていた。
 ゴミを捨てにいった子が、途中で代わった。
 ゴミの入ったちりとりが、そのままの状態で置いてあった。

 給食終了前、指導を入れるべきであった。
 私が「まあいいや」状態だったのだ。

 さて、問題が起きた。
 6年生の先生と6年生児童2人が、教室にやってきた。
 ・最近、女子トイレの使い方がよくない。きたない。
 ・便座の上に足跡がついている。
 ・4組の女子が乗っていたのを見た。→注意した。
「このこたちです」
 6年生が指さした子は、掃除前いなくなる子であった。
 ※あとでもう一人いることがわかった。
 自分たちが何をしたか、言わせる。
 口が重たい。
 悪いことをしたのだという認識はある?

 他の子に意見をいわせる。
 ・一生懸命掃除してくれている主事さんに謝った方がいい。
 ・6年生に謝るべきた。
 ・3階のトイレを使っている女子に謝った方がいい。
 ・4組のみんなにも、謝った方がいい。
 ・便器に謝りなさい(私)。
 などなど。

 私が指示したのは、トイレをきれいにすること。
 ※私は、女子トイレには行かない。
 以前、いやなことが2回あった。
 見回りのとき、トイレの電氣を消した。
 出ている水を止めた。
 開いている窓を閉めた。
 しかし…あるとき事件は起こった。
 窓を閉めようと入った瞬間、出てきた人がいたのである。
 この偶然(笑)
 ちかん扱いされた。
 濡れ衣であることは明白であったが…
 関係がよくない方だったので、変態呼ばわりされた。
 管理職にも説教された。
 説明しても…

 それ以来、絶対女子トイレには行かないことにした。
 濡れ衣は、こりごりである。
 信じてもらえないつらさも、味わった。

 3人は、掃除をした。
 関係する方々に謝罪した。
 いたずらは、だれでも

 他の女子は、トイレ掃除を手伝いに行った。
 学級全体の問題である。
 3人だけの問題ではない。

 歴代杉渕学級の子どもたちは、トイレ掃除をしてきた。
 ※私は、今も続けている。少しだが。
  鍵山秀三郎さんの本を読んでから。

 ◆理科
 『空氣』の実験。
 今回は、自由試行の時間をたっぷりとることにした。
 ただし、ばっちり書かせている。

 ◆社会
 ・教科書音読
 ・前回の続き

 ◆委員会
 今日は、写真撮影。
 ※6年生の卒業アルバム。

 最近、インコ3羽が死んだ。
 けさ、ウサギが一羽死んだ。

 放課後…
 私にとって大きなことがあった。
 ※学校のことではない。
 何もできない…
 人生、そういうこともある。
by sugitecyan | 2010-11-02 20:30 | あやせん
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実践の記録

by sugitecyan
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