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全力教室

あやせん 4月15日


  4月15日(木)

 一転して、寒くなる。
 予報では、最高気温7度。
 昨日と10度違う。
 寒暖の差が激しすぎる。
 寒いと厳しい。
 しかし…寒い方が氣が引き締まる。
 教育においても「寒暖」が必要。
 「寒暖の差」が必要。
 私の場合、50度くらい差があるかもしれない(笑)

 「木曜授業」をどうするか?
 初めての専科授業。
 音楽と図工。
 さて、どうなるか?

 明日は、保護者会。
 準備をしなければならない。

 班学が好調。
 その分、一斉指導が少なくなっている。
 好調ではあるが…一斉指導をもっと多くした方がよい。
 直感である。
 今日から、一斉指導を多くする。
 並行して、班学を進めていく。
 「並行学習」である。

 朝…
 だれた雰囲氣。
 意識が低い。
 雨のため、内遊び。
 朝からトランプをしている子がいる。
 このへんは、今日指導したい。
 「朝の入り」は大切。
 心、頭、体の構えをつくることが必要。

 構えができないまま入ると…
 
 ◆あいさつリレー
 昨日声を出さなかった子が、今日は声を出した。
 集団の力である。
 集団の影響である。

 ◆あいさつ
 あいさつリレーのあとは、全員であいさつ。
 今日は、ストップしなかった。
 「一連の流れ」を体験させたのである。

 ◆班学
 班学開始。
 今日は、1つひとつ行うことにした。
 1ユニットだけだと、集中力が持続する。
 密度が濃くなる。
 同時並行でおこなう。
 明らかに、意識が低い班がある。
 その班を指名、「あいさつ」をさせる。
「あいさつをします」(班長)
「はい」(この班全員)
 この返事がよくない。
 伝わってくるものがない。
 全力からは、ほど遠い。
 やり直しをさせるが…よくならない。
 明らかに、構えができていない。
 1班から、「あいさつ」
「あいさつをします」
「はい」
 これだけをやらせる。
 順番にやっていく。
 ものすごい違いである。
 5つの班は、氣持ちが伝わってくる。

 その班は、全員の意識が低いわけではない。
 班長の意識は、高い。
 一人、構えができた。
 ただし、6人中2人だけである。
 残りの4人はいまいち。
 他の班を見るように言う。

 5つの班は、「返事」
 まだ、「はい、●●くん」
 「はい」からの切り替えができていない。
 見本を見せる。
 短いが、明確な区切りがある。
 視線はまっすぐ。
「●●くん」
 で、次の子を見る。
 見ながら言う。

 時間がないので、あとは同時並行で行う。
 1 あいさつ
 2 返事
 3 算数
 4 音読『あり』
 5 音読『春の歌』
 6 県名
 7 漢字 高速読み

 終わった班は、音楽の準備と歌の練習。

 ◆専科教室へ  音楽
 前日の、「体育館への移動」と似ている。
 ・さっと、音楽の準備ができるか。
 できた班から、立って待つ。
 班の実力が、もろに出るところである。
 「音楽袋」を忘れた子がいる。
 連絡しているのにもかかわらず、忘れてくる。
 意識が低い…
 もっとも、前受け持った子どもたちはもっとひどかった。
 ひどいときは、半数以上が忘れた(笑)
 それにくれべれば、まだいい方だろう。
「忘れ物をしないのが当然」
 今の時代、かなりレベルが高い。
 教師は、「忘れて当然」からスタートするのがよい。
 もう少しすると…忘れ物できりきりする教師が出てくる。
 忘れ物取り調べ官になってしまう。
 いつしか「子どもを伸ばす」ことを忘れている。
 授業が楽しくなれば、忘れ物は自然に減ってくる。

 ・さっと廊下に並ぶことができるか。
 意識は、スピードにあらわれる。
 机イスを整頓する。
 イスを中に入れる。
 足音を立てずに廊下に移動。
 自分の立ち位置に行く。
 一連の流れができるかどうか。

 ・整列
 昨日よりは、かなりよい。
 間隔の取り方がよくなった。
 まだ、まっすぐに並べない。
 ※男子。

 ・歩行
 今日は、後ろからついて行く。
 廊下いっぱいに広がって歩いている。
 一方通行か?
 そんなことはない。
 右側通行するようにいう。
 蛇行運転をしている。
 まっすぐ歩けない。
 やはり。
 育ってくると、まっすぐ歩けるようになる。
 見ていて、美しい。

 ・入室するとき
「おはようございます」
「お願いします」
 あいさつできるか。
 ※事前に、教えた。

 いずれにせよ…
 「専科教室への移動」を見れば、育ちがわかる。

 多くの教師は、意識しない。
 まして、細分化して見ることはない。

 だから、1年通して変化が見られない。
 下手をすると、悪くなる。
 3月を見れば、よくわかる。
 教師が指導するか、しないか。
 決定的な差がつく。

 遅れてきた子がいる。
 いつもより、2時間早く来た。
「よく来たね、うれしいよ」
 音楽室に連れて行く。

 初めての音楽の授業。
 どうだったか?

 ◆歌
 音楽で歌った歌を歌わせる。
 少しずつ。
 そのうち、『子どもの世界』を取り上げる。
 学校に遅れてくる子がいる(常連さん)。
 その子は、私の指導を受けていない。
 もろ、地声。
 「歌う声」を教える。

 ★歌う声
 いわゆる、「頭声的発声」に近い声。

 いっしょに歌う。

 ★3つの歌い方
 ・レガート
 ・マルカート
 ・スタッカート
 を教える。
 それぞれ、歌ってみせる。
 爆笑の連続。
 これ以上は、有料。

 『子どもの世界』は、マルカートで歌う。
 ※はずむように歌う。
 見本を見せる。
 「校門でのあいさつ」をしなくなった。
 声が少し、戻ってきた。
 ある程度、見本を示すことができるようになった。

 ◆表現読み
 歌に続いて音読。
 この2つは、密接な関係がある。
 歌がよくなれば、音読もよくなる。
 音読がよくなれば、歌もよくなる。

 歌がよくなってきたので、音読指導に入ったのである。

 歌う声  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 音読の声 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


地声   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 このように板書。

 はじめ、歌う声で音読させる。
 教材は、『春の歌』である。

 ちょっと声が高すぎるが、とてもきれいな声だ。
 響いている。
 もう少し下げるようにいう。

 今度は、下げすぎ。
 地声に近くなってしまった。
 声のコントロールは、難しい。

 だんだん、音読の声になってきた。
 きれいである。
 今までの音読と、がらっと変わった。
 「音読の声」による音読。
 導入、大成功。
 このあと、『春の歌』の冒頭部分を練習。
 表現して読む。

 ★『ひろがる言葉』
 前回やった「強弱」をつけることができるか。

 最後の方は、地声になってしまう。
 声を大きくすると、コントロールが難しくなる。
 最初をうんと小さくする。

 続けて、お遊び。
 「町じゅう」→「A区中」→「東京中」→「日本中」
→「世界中」→「宇宙中」(笑)

 ★『あり』
 音読の声だが、表現して読む。
 私が読んでみせる。
 爆笑。
 続いて、いろいろな人になって読む。
 得意なのは、右京さん、古畑さん。
「似ている」
「そっくり」
「本当の名前は、『杉渕右京』っていうんですよ」
「うそばっかり」

 『あり』の表現読み。
 こんな読み方、あり?

 ◆20分休み
 当番でもない。
 生活指導主任でもない。
 しかし、校内を見回る。

 教室に戻る。
 チャイムが鳴る。

 声をかけないと、始まらない。
 切り替えは、大きな課題である。

 ◆算数

 ある班の子を指導する。
 男子2人が手いたずらをしている。
 あきらかに、アドバルーンを上げている。
 厳しく指導する。
 まだ、私の厳しさを知らない(笑)
 今は、歴代の子が見たら超甘。
「先生、やさしくなったね」
 というだろう。

 ★「大きい数のしくみ」
 教科書を進める。
 ・問題を読む(音読)。
 ・問題を解く。
 ・教師に見せる。
 ・説明を書く。
 という流れで行う。
 丸ツケは、一方通行で行う。

 ◆写真
 校長先生が、一人ひとり写真を撮ってくださった。
 全員出席のため、1回でオーケー。
 私は撮ってもらえなかった。
 放送禁止にひっかかるのだろう(笑)

 ◆両極10マス計算
 時間の関係で、九九の方しかできず。
 できないと、先に進めない方式。
 多くの子は、完全制覇。
 ※すべての段を、10秒以内にできる。
 当たり前といえば、当たり前。
 2年生レベルなのだから。
 4年生なら、全段5秒以内が標準(笑)

 以前のことだが…
 低学年の先生が、100マス計算のプリントを持っていた。
 100マス引き算である。
 制限時間と予想を聴いてみた。
「3分で、全員できるんじゃないですか」
 3分で全員できたらすごい。
 かなりの水準である。
 育っているクラスである。
 ありえないだろうと思った。
 口にはしなかったが…
 結果は、一番速い子で5分かかったそうである。
 それはそうだろう。
 現実は、そんなに甘くない。

 今の杉渕学級。
 ベクトルがプラスに向いている。
 やる氣がある。
 ただ一人をのぞいては…
 その子は、2の段をクリアできない。
 0×と1×はクリアしている。
 ていねいなのだが、時間がかかるのである。
 昨年度、いろいろ問題をおこした子の一人。
 涙ぐんでいる。
 みんなに語る。
「できない…というけど、●●くんは練習していないでしょう」
「練習しているのにできないのを、『できない』というのです」
 練習していないのだから、できないのは当たり前である。
 練習すればいいことだ。
 問題は、「できない」のに練習しないことである。
 つまり、やる氣が問題なのだ。

 2回目、●●くんは、2の段、3の段をクリアした。
 にっこり。
 現金だね(笑)


 ◆ノートの指導
 「東大生のノート」が話題になっているが…
 ノートがいい子は、よくできる。
 ちょっと考えれば、当たり前の話である。
 育った子が創るノートは、芸術品だ。
 それくらいきれいである。

 歴代杉渕学級のノートを見せる。
 わかりやすい、ていねい、そして、美しい。
 いいノートを見ることで、イメージができる。
 女子は、すぐに挑戦する。
 男子は、「別にいいんじゃないの」(笑)
 昔も今も変わらない真理。

 ★理科
 「冬→春」
 ・春になったとわかるとき
  春になったと感じるとき
  について、書かせる。
 
 私からのヒント。
 自然だけでなく…
 ・街
 ・お店
 の子とも、考えてみよう。

 ★社会
 今日は、教科書を持ってこない子が多い。
 予告してあるにもかかわらず、持ってこない。
 A小の特徴か?
 忘れ物多し。
 教科書なしで行う。
 「水はどこで使われているか」
 考えさせる。
 書かせる。

 表は、ノート指導。
 裏は、「発見」。

 ◆給食準備
 事前に「しゃべらない」といったのに、もうしゃべっている(笑)
 準備に、13分かかっている。
 当番の子は、上手。
 きれいに配る。
 
 会食。
 今日は、多くの子が速かった。
 献立によって違うことを実感。

 ◆かたづけ
 かたづけのエキスパートがいる。
 もう任せても、大丈夫。
 実にきれいにかたづける。
 今日は、新しい子が加わった。
 今まで、何もしなかった子である。
 最初から最後まで集中して働いた。
 ていねいな仕事ぶりだった。
「◆◆さん、最初から最後までありがとう」

 ◆掃除
 ある子が、問題を起こした。
 階段掃除をじゃましたのである。
 まあ、いろいろあるのだが…
 その子は、教室掃除になっている。
 勝手に、違うところに行ってしまった。
 教室にいれば、問題は起きない。
 まだまだ、私のいないところではダメだ。

 教室掃除は、どんどんよくなっている。

 ◆読書タイム

 ◆図工
 またしても…忘れる子が多かった。
 「専科教室への移動」本日2回目。
 子どもたちを送っていく。
by sugitecyan | 2010-04-15 22:39 | あやせん
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実践の記録

by sugitecyan
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