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全力教室

あやせん 4月7日

  あやせん 4月7日(水)
 
  2日目。
  コートなしで出勤。
  服装も春モード。
 
  出勤してから、仕事をする。
  大まかな予定はある。
  電車の中で思いついたことをまとめる。
 
  校庭がぬかるんでいる。
  並ぶのは難しいので、放送を入れる。
  軌道に乗るまで、引き続き期間。
  前生活指導主任として、仕事をする。
 
  先生方は、教室へ。
  さすがに、職員室に残っている人は少ない。
  担任は、2人だけ。
  新学期、みんなはりきっている。
  私は、わざと教室にいかない。
  いくと…何かしたくなってしまう。
  今は、観察期間。
  素の子どもを見たいのだ。
 
  8:25すぎに教室へ。
  開始時刻まで、待つ。
  私のところにくる子と話をする。
  サイドディスクには、提出すべき書類が出されている。
  朝、提出することになっているのだろう。
  方向は、ばらばら。
  なるほど。
  方向まで、意識はいってない。
 
  8:30、チャイムと同時にスタート。
 
  ◆朝のあいさつ
 「あいさつできる人」
  挙手した子を指名。
  一人ずつあいさつさせる。
  「全力を出している」かどうかを見る。
  適当にやっている場合は、やりなおさせる。
  その子と私とのやりとりが、おもしろい。
  爆笑の連続。
 
  ただ、いい加減な子には厳しく指導する。
  この子は、昨日「言葉をハッキリ」するようにいわれた。
  しかし、変わらない。
  意識もない。
 「昨日、何ていわれたか覚えていますか?」
 「言葉をハッキリ」
  覚えているが、意識はしない。
  惰性である。
  延びるためには、惰性でよい。
  伸びるためには、意識することだ。
 
  この子を指導するようで、本当は全体を指導している。
  ・全力を出す。
  ・いわれたことを、意識して取り組む。
  
  昨日声を出さなかった子が…
  出すようになった。
  いいことだ。
  昨日と変わらない子はいない。
  成長度は、子どもによって違う。
  表に表れる成長、みんなが驚くほどの成長がある。
  表に表れない成長がある。

  ◆席決め
  昨日リクエストされた、席決め。
  子どもたちに聴きながら、話を進めた。
  班の数は、8。
  まず、班長を決める。
  男子の班長、女子の班長8人ずつ決める。
  ※立候補制。
  それから、メンバーを決めるという。
 
  班の数について、聴いてみた。
  最近は、4人より6人の方がいいと思っている。
  明確な根拠はないのだが…
 
  子どもたちは、「6人でやってみたい」といった。
  
  女子は、すぐに6人の手が挙がった。
  決定。
  男子は、4人。
  手を上げない理由を聴いてみた。
 「班長に立候補した人と、同じ班になりたいから」
  そうきたか(笑)
 
  「なってもいい」という顔をしている子に声をかけた。
  決定(笑)
 
  メンバーを決めるまでに、少々時間がかかった。
 
  その間、まだ登校していないこの家に電話をかけにいった。
 
  戻ると、もめていた。
 「誰の隣がいいか」
  という問題である。
  ・もめたら、すべて先生が決める。
  ・何のために席替えをするのか。
  宣言。
  考えさせる。
 「男子同士並んでいいですか」
 「だめです」
  わがままは、却下する。
  子どもは、だめもとで聴いてくる。
 
  何とか、席が決まった。
  一部、場所を変える。
  配慮を要する子がいるので。
 
  早速、班学を導入するか?
 
  席を決めると、子どもの人間関係がよくわかる。
  おもしろい。
 

  
  ◆10マス計算
  「みんなができて、みんなができないこと」
  今日は、実態調査。
  かけ算をやらせる。
  2の段から。
  10秒制限。
  10秒でできない子は、できたところまで線を引く。
  今は、できなくてもよい。
  しかし…本当なら2年生でクリアすべきことだ。
  「スピードという負荷」がかかると、クリアできない。
  6、7、8の段が厳しい子がいる。
 
  ●三学
  三学について、説明する。
  杉渕学級の授業は、次の3つ。
  A 1年生レベルから  復習
  復習である。
  ただし、高速でていねいに行う。
 
  B 4年生レベルの学習
  その学年の内容。
 
  C 一段階上の学習
 
  今回の10マスでは、Cを行う。
  10×からスタート。
  これは、簡単。
  11×になると、わからない子が出てくる。
  説明する。
  一度でわからない場合、すぐ聴かない。
  数回くり返すとわかってくる。
  それでもわからない場合は、聴く。
  「聴き方」を教えていく。
  わかれば、簡単。
 
  12×になると、とたんに難しくなる。
   12×0
   12×1
  は、簡単にできる。
  10問中8問は、クリアしているのである。
  あと、8問クリアすればよい。
  6の段の応用で半分はクリアできる。
  それを教える。
  まずは、覚えること。
 
  ◆Bの学習
  算数の教科書を配る。
  班で一人、取りに来させる。
  声が小さいと、わたさない(笑)
 
  『大きい数のしくみ』
  私が読む。
  復唱させる。
 「人口は何人かな?」(教師)
 「人口は何人かな?」(子どもたち)
  何種類もの読みを提示する。
  算数でも、表現読み。
  クイズの出題者のように読む。
 「世界の国々の人口を表す数を読んでみよう」
  これくらいの文になると、読めない子が出てくる。
  区切って読む。
 「世界の国々の」
 「世界の国々の」
 「人口を表す数を」
 「人口を表す数を」
 「読んでみよう」
 「読んでみよう」
  何度か読んでから、つなげて読ませる。
  私が見本を見せる。
  「高速読み」である。
  教師が、スピードを規定する。
 
 「さて、ここで問題です」
 「ここに出てくる国をいいましょう」
  挙手させる。
  指名する。
 「●●くん」
 「はい、日本です」
  このようにいわせる。
 
  途中で、教科書を見ていいことにする。
  国名をいわせる。
 
  班ごとに、
 「人口は何人かな?」
 「世界の国々の人口を表す数を読んでみよう」
  このあと、国名をいわせる。
 「ギリシャ、韓国、カナダ~日本」
  班学のベースづくりである。
 
  次に進む。
  日本の人口を取り上げる。
  日本が登場するのは、最後である。
  他は、00000が続き、きりがよい。
  日本だけ、126688364人となっている。
  難しい方から入る。
  ・やさしいものから入る。
  ・難しいものから入る。
  さて、どっちがいいだろうか。
  後者は、後半加速型である。
  それをクリアすれば、あとは楽勝。
  一氣にいく。
 「何人ですか」
  読めない子がいる。
  当然である。
 「よくわからない人」
  挙手させる。
 「わからないときは、『わからない』というのがいいね」
  手を挙げた子がいるので、説明する。
 
   億    万
   1|2668|8364
 
  4つおきに線を引く。
  黄色のチョークで。
  その上に、億、万と書く。
 
  1億から読ませる。
  他の部分をかくす。
  これは、簡単。
  真ん中、「2668」。
  これだけなら、だれでも読める。
  あとは、万をつけ加えればよい。
  最後、「8363」
  これも読める。
  できない子も、部分部分なら読める。
  何度も読んでから、つなげて読ませる。
  億のあと、万のあと、ほんの少し間をとる。
 
 「日本」(教師)
 「はい」(子ども)
  返事をしたら立つ。
 「日本の人口は、126688364人です」
  といったら、腰を下ろす。
  ・全員
  ・個人
  ・班
  でおこなう。
 
  すべてに共通することをおこなっている。
  ・返事
  ・立つ、腰を下ろす
  ・音読する
 
 「次は、班でおこないます」
  残りの国は、班で学習させる。
  
  班学の始まり、始まり。
  ・4つごとに線を引く。
  ・読む。
  班での学習法を教える。
  全員で読む、誰かが読んで、復唱する。
  その他いろいろ。
  もう、班学の形になってきた班もある。
  熱を帯びている。
  一生懸命学習している。
  なかなかよい。
 
  後半は、指定した問題を解かせる。
  教科書通りには、やらない。
  順番通りやると、混乱する子がいるからだ。
  情報を詰めすぎると、わからなくなる。
  今日は、4つで区切り、読む。
  これだけでよい。
  かなりの回数読ませた。
  声が出てきた。
  班学の形になってきた。
 
  ◆音読
  班学の続き。
  『やい、とかげ』の題名読み。
  班ごとに読ませる。
 
  ◆給食
  ★準備
  準備の様子を見る。
  時間がかかる。
  15分以上かかっている。
  待っている子は、おしゃべりしている。
  なるほど。
 
  ★会食
  わりと静か。
  騒いだり、立ち歩いたりする子はいない。
  食べるのが、遅すぎる子がいる。
  これでは、プロジェクトが成立しない。
 
  ★返し方
  食器の返し方、フルーツの返し方、その他いろいろ見る。
  ・食べ残しがあっても、そのまま返す。
  ・牛乳パックの折り方が甘い。
  ・スプーンの方向がそろっていない。
  フルーツの返し方だけは、私がやってみせる。
  今までの文化にないことだからである。
  ゴミを御美にして返すのが、杉渕流。
 「どうせ、捨てるのだから」
  という人もいる。
  しかし…こういうことが大切なのだ。
  捨てるものでも、大切にして返す。
  給食調理師さんたちが、氣持ちよく働くことができる。
 
  ごちそうさまは、かなりおそくなった。
  このままでは、プロジェクトが成立しない。
 
  ◆掃除
  様子を見る。
  途中、机のふき方を教える。
  最後の方は、だれてくる。
  ※男子。
  さぼり…というより…
  やることがわかっていないのだろう。
  なるほど。
  一部の女子は、最後の最後まで仕事を見つけていた。
  すばらしい。
 
  ◆帰り
  書類配り。
  今日は、3種類。
  最初の書類。
  班長に取りにこさせる。
 「3班、6人です」
  などといわせる。
  深澤先生流のやり方である。
  こうすると、声を出さざるをえない。
  基準に達していないと、書類をわたさない(笑)
  一発合格の班もあれば、何度やっても合格しない班もある。
  最初は、これでよい。
 
  2つの書類は、個人名が書いてある。
  一人ひとり呼ぶ。
 「●●さん」
 「はい」
  返事を見る。
  返事をする回数を多くする。
  授業では、班、全体で返事をさせることが多い。
  こういうときは、個人。
  その子の実力が、もろに出る。
  甘く見て、声を出している子は三分の一。
 
  ◆帰り 2
  班ごとに、「さようなら」をさせる。
  班対抗(笑)
  1班が一番声を出した。
  班学がいい班は、あいさつもいい。
 
  最後は、全員でさようなら。
  35人が一つになる。
 
  午後は、会議会議。
  ・A部会(私は生活指導)
  ・B部会(私は運営委員会)
  ・学年会
  いろいろなことを決める。
  ・運動会の役割分担
  ・校内研の授業者
  爆笑の連続。
 「いったん目を伏せて」
 「授業したらいいなという人を見る」
 「さんはい」
  などなど。
  和やかなうちに、授業者が決まる。
  ・その他いろいろ
 
  ◆夕会
  中学校入学式の様子を聴く。
 
  お昼、子どもたちがやってきた。
  制服を見せにきたのである。
  なかなか似合っている。
  3月の子どもたちとは、別人である。
  中学校で、がんばってほしい。
 
by sugitecyan | 2010-04-07 19:14 | あやせん
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実践の記録

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