あやかぜ 2月18日あやかぜ 2月18日(木) 朝、4:30に起きる。 外を見ると…雪、雪、雪。 かなり降っている。 朝風呂読書。 風呂の中は、「思考の時間」。 前半は、いろいろなことを考える。 ・考える ・イメージする ・その他いろいろ 読書。 『微差力』を読んでいる。 「微差」という言葉に触れたのは、15年以上前。 鍵山秀三郎さんの『凡事徹底』という本に載っていた。 「微差大差」という言葉である。 それ以来の付き合いとなる。 『微差力』も、同じことが書いてある。 なんでもそうだが、わずかな違いなのだ。 しかし、そのわずかな差は、決定的な差である。 分度器の角度と同じである。 1度の差はたいしたことないが、離れるにしたがって大きな違いとなる。 教育においても同じである。 実力ある教師と、そうでない教師。 差はわずかである。 その「わずかなこと」を追究するかどうか。 これで決まる。 私は、27年間積み重ねている。 有名なパテシェの言葉に、「神は細部に宿る」という言葉がある。 有名店で修行。 レシピは、他店と変わらない。 違うのは、1つひとつを完璧に行うことだ。 レシピは同じでも、できあがりはものすごい違いが出てくる。 ・あいさつ ・返事 ・出欠の確認 ・礼 その他いろいろ。 「微差の追究」が大切だと思う。 そんなことを考えながら、読んだ。 犬の散歩。 大喜びしていた。 電車の中は、「思考の時間」と教材研究。 ・ひたすら、考え続ける。 ・今日の授業を構想する。 ・SFコラボに向けての準備 など。 ときどき外を見る。 雪、雪、雪。 東京に入っても、 雪、雪、雪。 池袋でも、 雪、雪、雪。 道路に落ちた雪は、とけていく。 積もることはないだろう。 出勤。 副校長先生を先頭に、雪かき部隊出発。 管理職が先頭に立って仕事をする。 副校長先生のいいところだ。 私は、校門へ。 いつもより、15分早くいく。 門のところは、積もっていない。 道路の状態を見るが… 大丈夫である。 待っている子が2人。 あいさつスタート。 雪は、激しく降っている。 白い雪、緑の傘のコントラスト。 雪の中のカエル(傘)。 今日は、特にカエルの傘が目立つ。 しめった空氣は、のどによい。 いつもより声が出る。 雪の日が一番声が出るかもしれない。 雪が周りの音を吸収する。 大通りの音が、小さい。 あいさつの声は、吸収されない。 響く。 おもしろい現象だ。 今日は、校長。 いや、好調。 最後まで、のどがもった。 雪のおかげである。 ただし…体は冷え冷え状態。 45分立っていたので… 『かさこじぞう』のお地蔵さんの氣持ちがわかった(笑) 遅刻者を待つ。 雪のため、電車が遅れたのだろう。 いやいや、彼らは歩いてくる。 ゆっくり、着実に歩んでいる。 8:29 門を閉める。 ダッシュで、体育館へ。 今日は、音楽朝会なのだ。 ◆音楽朝会 英語の歌を歌う。 低・中・高にわかれて歌う。 高学年は、『ジョイ・トゥ・ザ・ワールド』 ※『もろびとこぞりて』 全校で歌うのは、『エーデルワイス』 朝一番+寒さのため、声が出ない。 残念だった。 しかし…画期的である。 「英語の歌で音楽朝会」 聴いたことがない。 すごい。 確かな一歩を踏み出した。 A小における歴史的偉業に拍手! ◆あいさつリレー&あいさつ 特定の子が、いまいち。 このところ、いつも同じ。 そろそろ、個別指導を入れよう。 世に出たら、「やりなおし」はない。 一発勝負である。 そのときを大切にすることが大切。 瞬間、瞬間を大切にすることが大切。 ◆班学 今日は、任せる。 昨日つくったメニューでやってみる。 終わったら、いろいろな班学。 ・百人一首 ・理科&社会 などなど。 ◆英語 サイード先生最後の授業。 この1年間、いろいろなことを教えていただいた。 今日は、勉強法。 王道の伝授。 なるほど。 同感! ただし…子どもたちにわかったかどうかは? 難しい話になると、まだついて行けない子がいる。 聴いていない… というより、理解できないのだろう。 ところどころ、私が解説を入れた。 できない子は、勉強法がなっていないのだ。 勉強の仕方がわかれば…できるようになる。 やる氣あることが前提だが… ★サイード先生の授業 ・サイードタイム パキスタンについて、いろいろなことを教えてくださった。 文化の違いが、おもしろかった。 ・単純化 あれも、これもしようとしない。 難しいことをしようとしない。 教えることが明確。 ・構成 サイードタイム 新しく教えること くり返し練習すること ゲーム 構成がしっかりしている。 いろいろな活動があっておもしろい。 ・くり返し 簡単なことを、くり返す。 ちょっとずつグレードを上げていく。 「変化あるくり返し」、「レベルアップするくり返し」。 ・リズム・テンポ 天性の才能だろう。 リズム・テンポがよい。 だから、授業がだれない。 メリハリがある。 私自身、勉強になった。 1年間、ありがとうございました。 ◆20分休み 校内巡視。 鬼ごっこをしている子、走っている子を注意。 恒例のごみ拾い。 いろいろな仕事。 ◆プロジェクト 「学級づくりはかけ算。0が1つあったら、0になる」 全員が伸びなければ、本物の学級はつくれない。 いよいよ、プロジェクトスタート。 ・教師による個別指導 ・子どもによる個別指導 種目? ★10×~19×の10マス計算 15×をクリアしていない子(6人)が対象。 ※そのうち4人は、少人数算数の子→練習不足。 2人は、受験生。→練習不足。 13×からはじめる。 6人に子どもたちがつく。 13×0~13×9の計算をチェックする。 ・手が止まる。 ・時間がかかる。 ところが、苦手なところである。 「できるところ」「できないところ」をわける。 →はっきりさせる。 これが大切。 できない子は、何ができないのかわかっていない。 「できないところ」を練習すればいいのである。 分析→練習 1列タイムを計ったら→分析→練習。 というサイクルで進めて行く。 3回連続10秒切ったら、14×に進む。 簡単な方法だが、効果絶大。 6人は、練習していないのだ。 しているとしたら…方法がよくないのだ。 練習になっていないのだ。 ★あまりのあるわり算 完全制覇者は、18人。 休んでいる子を含めれば19人が達成。 レベルが上がってきている。 反面、あまり伸びていない子がいる。 その子たちを指導。 「手が止まったところ」、「時間がかかったところ」をチェック。 その計算を練習する。 実にシンプル。 練習するかしないかの問題。 できない子は、一人では練習しない。 いや、「一人では練習できない」 最近、このように考えている。 かかわってくれる人を必要としている。 教える子も、勉強になる。 いや、教える子が一番勉強になる。 ★高速漢字テスト 一番レベルが高いかもしれない。 「5分で100書く」のは、ハード。 私でさえ、4分57秒。 ぎりぎり合格である。 ◆文集 今日は、1時間たっぷり書かせる。 完成させた子が2人。 他の子に、刺激を与えた。 ようやく…無駄に過ごす子がいなくなった。 伸びる子は、ちょっと書いたら見せにくる。 ・ちょっと書く→見せる→アドバイスしてもらう→書く このくり返しなのだ。 子どもによって、指導することは違う。 ・くどい言葉を削る。 ・言葉を他の言葉に代える。 ・「努力した」など、直接表現を使わない。 ・その他いろいろ。 ◆給食 まだ、届かないものがある。 スタートが、7分近く遅れた。 その間、学習。 文集、漢字練習、計算練習、百人一首暗記など。 会食→かたづけ。 「ごちそうさま」は、13:05。 いつもより、10分遅れ。 早く食べ終わった子は、「昼学」。 ◆掃除 掃除時間は、10分。 ◆読書タイム うれしい報告あり。 超難関中、合格の知らせである。 補欠だったのだが… 連絡がないので、あきらめていた。 今日、連絡があったとのこと。 保護者の方が、知らせに来てくださった。 「待てば海路の日和あり」 よかった。 ◆文集 2 加速してきたので、文集の続きを行う。 清書に入る子が増えた。 完成した子は、4人。 加速している子は、しゃべらない。 集中力がすごい。 周りの状況に影響されない。 すべてがプラスに転換、加速されていく。 ◆呼びかけ 卒業式の呼びかけ。 人数が多いので、証書授与に時間がかかる。 A小の呼びかけは短い。 いろいろ変えようと思ったが…いじりようがない(笑) 卒業生138人いるのに、台詞は18。 そのうち2つは、全員。 ソロの台詞は、16。 各クラス4人ということになる。 「一人一言」に慣れているので、違和感あり。 式だけで、2時間近くかかってしまう。 1時間半にまとめたいところだが… 難しい。 話を短くしてもらうしかない。 あとは、証書授与。 各クラス10分くらい… プリントを配る。 各人、1分ほど練習。 一人一言読ませる。 指導なしに、どのくらい読めるか? 実力があらわになる瞬間である。 音読と呼びかけの違い、覚えているか? 昨年やったことを、覚えているか? 覚えていても… 実行できるとは、限らない。 頭と体は違う。 別物である。 うーん。 ある子から速くなると…つられて速くなる。 「途中から速くなる」 育ってくると、このようなことがなくなる。 自分世界をつくっているからである。 前の流れを考えて台詞を言うが… 流されない強さがある。 声は…子どもによる。 体育館をイメージしている子がいる。 イメージしていない子がいる。 その違いは、歴然。 こんなにも違うのか! 「イメージするか、しないか」 微差が大差となってあらわれる。 たった1つのことで、これほど違う。 10集まったら… 100集まったら… 考えただけで恐ろしい。 考えただけでおもしろい。 「微差大差」含蓄ある言葉である。 ★認識 5年生の時に指導したことを、思い出させる。 ・声を出す。 ・聴き手を意識する。 ・体育館の後ろまで、声を届ける。 ・声を体育館中に響かせる。 などが出された。 ある程度、わかっている。 しかし、それが実行できない。 「わかっちゃいるけど~」できないのである。 このへんが、表現の難しさ。 練習。 杉渕学級では、全台詞を覚えることが当たり前(笑) どの台詞でも言える。 だれでも言える。 自分台詞だけ覚える… 台詞がないからおぼえなくてよい… ありえないことである。 なにが「当たり前」か。 当たり前の規準は、大切である。 呼びかけ練習、今日からスタート。 ◆『生きる』(谷川俊太郎) プリントを配る。 音読練習をさせる。 聴きにきた子には、教える。 ピカソを知らない子がいる。 ヨハンシュトラウスも。 「どうして、ミニスカートが出てくるの?」 「ミニスカートという人がいるんですよ」(笑) 「うそ」 いよいよ、『生きる』に入った。 ◆卒業プロジェクト ★歌の練習 ソプラノ、アルトにわかれて並ぶ。 午後になると声は出るが、スタミナ切れがはやい。 教室内が乾燥しているせいだろうか、すぐ声が小さくなる。 最初の歌、『君をのせて』 すばらしし響きである。 ぞくっときた。 しかし…細かな指導を入れてからはいまいち。 何もいわない方がよかった(笑) 前半の響きがずっと続いたら…すごいレベル。 『語りあおう』 SFコラボで歌うことに決めた。 『君をのせて』と『語りあおう』がメイン。 2曲目にして、はやくも声が出ない。 うがいするようにいう。 『ビリーブ』 女子がよい。 男子が尻に敷かれている。 『手紙』 フルコーラス歌わせる。 歌詞を覚えている。 『With You Smile』 細かな点を指導。 まだ、ぴったり合わない。 合ったらすごいことが起きるだろう。 『旅立ちの日に』 第三声、私もいっしょに歌う。 冒頭部分の音取りが難しい。 ソプラノ、アルト、第三声、それぞれ、悪くはない。 重なると…マイナス。 プラスノ重なりになるようにもっていきたい。 ◆百人一首 リーグ戦、4回行う。 1 上の句と下の句 2 上の句 3 上の句の冒頭 4 赤札 トップは、入れ替わっている。 一時期、女子独占。 今は、半々。 群雄割拠状態である。
by sugitecyan
| 2010-02-18 21:08
| あやかぜ
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