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全力教室

あやかぜ 2月5日


  あやかぜ 2月5日(金)

 昨日は、「氷点下の世界」。
 すべてが凍り付く、すごい世界だった。
 校門のネットワイヤーが凍りついて動かなかった。
 はじめての経験である。

 それにくらべれば…
 今日は暖かく感じる。

 温度と体感温度は、違う。
 教育界で、いろいろ言われているのが温度。
 大切なのは、体感温度である。

 受験週間最終日。
 通勤中も、受験生をたくさん見た。
 今日も受験なのだろう。
 うれしい報告がある。
 残念な報告もある。
 わがクラスも、今日受験する子がいる。
 がんばってほしい。

 ◆校門でのあいさつ
 ワイヤーは、凍ってない。
 スムーズに動いた。
 昨日がいかに寒かったがわかる。

 校門でのあいさつ開始。
 思いっきりあいさつする。
「台風の日、あいさつするとは思いませんでした」
 PTA広報の方にいわれた。
 その日は、ずぶ濡れ。
 水も滴りすぎるいい男状態だった。
 今朝も、ある先生に声をかけられた。
「すごいですね。毎日…すごいです」
 別にすごくはない。
 ・打算があったら続かない。
 ・楽しくなかったら続かない。
 ・工夫しなかったら続かない。

 ★打算
 これくらいやったら、子どもがあいさつするだろう。
 教師がやっているんだから、子どももあいさつしてほしい。
 2ヶ月くらいやれば…
 などなど。
 あいさつ本来の目的が、失われている。
 利害が生じると、濁る。
 教師から、濁りのオーラが出る。
 だから、子どもはあいさつするようにならない。
 やっても、元氣になることはない。
 雨の日、風の日は、やりたくなくなる。
「今日ぐらいいいや」
 となる。
 打算があると、続かない。

 ★楽しさ
 続ける秘訣は、楽しむこと。
 苦しいだけだったら、続かない。
 あいさつを、楽しむことだ。
 自分が声をかけることで、子どもが元氣になる。
 こう信じて、実践する。
 子どもとのあいさつを楽しむことだ。

 ★工夫
「子どもが、○○をあきちゃって」
 と言う人がいる。
 子どもがあきるのではない。
 教師があきるのである。
 同じことを続けていると、刺激がなくなる。
 だから、あきる。
 しかし…工夫するとあきない。
「今日は、こうしてみよう」
「次は、こうしてみよう」
 など、考え実行する。
 工夫すれば、あきることはない。

 ●人の評価は氣にしない
 前の学校で、
「よく続きましたね」
「1年間続くとは、思いませんでした」
 と言われた。
 人間性が出ている言葉である(笑)
 なるほど、そういう目で見ていたのか…
 さんざん、悪口を言われてきた。
 27年間…

 今日も、放課後校長さんに呼ばれた。
 苦情が入っているという。
 との苦情処理センター?から。
 都→区→学校へ。
 ・あのあいさつは、不快だ。
  やめさせろ。
 このような苦情である。
 学校近くに住む人からだという。
 直接学校にいいに来ればいいのに…

 人の評価など、どうでもいいことだ。
「人にどう見られているか」
 を意識したら、続かない。
 人は人、言いたい人には言わせておけばよい。
 真実は、言葉ではない。
 真実は、行動である。


 校門でのあいさつ。
 後半は、一人。
 一対一のあいさつが続く。
 氣合を入れておこなう。
 自主当番の助けがない。
 頼れるのは、自分だけ。
 ・助けてもらって行う。
 ・協力して行う。
 ・一人で行う。
 この3つが必要だろう。
 何においても。

 私の場合、「一人で」が圧倒的に多い。
 だから、「かわいくない」と言われる(笑)
 「校門でのあいさつ」は、三要素が入っている。
 ●三要素
 ・助けてもらって行う。友だちを助ける。
 ・協力して行う。
 ・一人で行う。
 授業に、三要素を入れてみよう。


 今日は、遅刻する子が多い。
 一番遅い子は、門を閉めてからやってきた。
 門を開ける。

 時計は、8:29。
 今日も、間に合わない。

 教室へ。
 すでに、班学は後半に入っていた。
 理科、社会の学習、百人一首などなど。
 今日は、人が多い。

 出欠の確認。
 6人が休み。
 今週、一番少ない。
 受験を終えた2人が、久しぶりに顔を見せた。

 ◆班学
 班学の続き。

 次は、今日のメイン。
 分析の授業である。

 ◆分析の授業
 百人一首 青札20枚を読む。
 ABCに分類させる。
  A 上の句の最初だけで、下の句を言うことができる。
  B 上の句を聴いて、下の句を言うことができる。
  C 上の句を聴いて、すぐ下の句を言うことができない。
    覚えていない。

 このところ、毎日分析させている。
 毎日やると、進歩がはっきりする。
 CがBになる。
 BがAになる。

 かなり進歩してきた。
 しかし、先輩たちにくらべると、まだまだまだ。
 先輩たちは、「鵲の」の「かさ」くらいで取ることができた。
 圧倒的な速さである。
 上には上がいる。
 
 ●イメージをもつ
 知り合いに、百人一首の大家がいる。
 その方のクラスは、全国大会で優勝している。
 何度か見たことがあるが…速い、速い。
 次元が違うスピードである。
 それが、焼きついている。
 態度も違う。
 落ち着いたしっかりした態度である。
 ゲーム中も、静寂。
 日本一は違うと感心した。
 私には、全国1位のイメージがある。
 だから、「これでよし」ということはない。
 もっともっと、上達できる。

 ◆分析 2
 ★10マス計算 かけ算 「5秒制限」
 多くの子が、5秒でできるようになってきている。
 よく見ると、得意な段もあれば、苦手な段もある。
 先ほどの、ABCで分類する。
 Aをより速く。
 BCを克服。
 両方からアプローチする。
 ただ練習しても、効果は上がらない。
 分析→課題の焦点化→焦点化した練習

 ◆分析 3
 あまりのあるわり算。
 完全制覇者は、7人。
 1班は、6人中5人が完全制覇。
 ※できていない子は、受験でずーっと休んでいた子。
 これは、すごい。
 音読、その他いろいろ…イマイチの1班。
 「あまりのあるわり算」は、断トツ。
 追い上げ開始。
 
 ブロックごとに見ていく。
 ひっかかるとところ、時間がかかるところを見つける。
 マーカーでチェック。
 その計算を練習する。
 (例)51÷8
 
 ブロックを、分類する。
 Aを増やしていく。

 ◆分析 4
 高速漢字テスト。
 「5分で100題」
 かなりハードルが高い。
 私もやってみたが…4分57秒。
 ぎりぎりだった。
 今日は、5分切る子が続出。
 ぐんと伸びた。
 家で練習してきたのである。

 「分析→練習」をくり返す。

 
 ◆算数
 少人数制算数。

 ◆文集
 文集の続き。
 受験生の2人は、今日からスタート。
 初めての、本格的な作文指導。
 「声を出して読む」
 まだまだ、できていない。
 声を出せば、リズムが悪いことがわかる。
 読みにくい文章は、ダメ。
 個別に指導する。
 作文指導は、マンツーマンが基本。
 個別に指導しなければ、力はつかない。
 ということで、個の指導。

 ◆20分休み
 セーフティ教室の準備。
 担当の先生がお休み。
 いつもなら、20分休みまでに用意ができている。
 今日は、みんなで準備。
 ・長机
 ・いす
 を出す。
 体育を終えた5年生が手伝ってくれた。
 機器のセッティングは、若い先生にお願いする。
 なんとか、準備できた。

 ◆セーフティ教室(4~6年生)
 担当の先生が休みなので、私が司会をつとめる。
 整列。
 あいさつ。
 などなど。
 司会として、子どもたちに語りかけた。
 ・話を聴くということ。
 ・常識
 今の日本、常識が…失われている。
 親が教えていない。
 学校が教えていない。
 教えるべきことは、教えなければならない。


 セーフティ教室ははじまったのだが、DVDの音が出ない…
 これだから、AV機器はこわい。
 私には…苦い経験がある。
 講師として出かけたとのことである。
 DVDをもっていったのだが、映らない。
 声が出ない…
 それから、持って行くことが少なくなった。
 ビデオの方が安全。

 ようやく、音が出た。
 その間、スクールサポーターの方が、話をしてくださった。
 「インターネットの正しい使い方」
 ・チェーンメール
 ・掲示板
 ・出会い系サイト
 ・その他
 子どもたちは、安易に考えている。
 自分には関係ないと思っている。
 自分だけは大丈夫だと思っている。
 大人も同様。
 危機意識がない。
 他人事だと思っている。
 今、ネットの犯罪は急上昇。
 昔はなかった犯罪である。

 ◆発表に向けて
 『きつねの窓』の表現読み。
 発表に向けて、取り組みをスタートした。
 今日は、班ごとに
 ・分担を決める。
 ・読み方を決める。
 ・その他
 (例)
 ・一文ずつ読む。
 ・台詞とナレーションにわかれる。
 ・一人で読むところと全員で読むところを決める。
 などなど。

 班ごとに練習。
 どこまで高めることができるか。
 今、挑戦が始まった。


 ◆完食プロジェクト
 6人欠席。
 今日も、完食できるだろう。

 保護者の方来校。
 受験結果の報告である。
 
 準備に時間がかかる。
 10分以上かかっている…
 おそらく…たくさんよそっているのだろう。
 完食のために。
 それにしても、時間がかかりすぎ。

 ◆掃除
 育ってきた子は、止まることがない。
 今日何をするか、終わったらどうするか。
 イメージができている。
 そうでない子は、動きが止まる。
 「どうしたらきれいになるか」
 考えながらやっている子は、動きが違う。
 ただやるか、考えながらやるか…
 将来、大きな差がつくだろう。
 この場合の「考える」は、工夫することである。
 ・汚れている箇所を見つける。
 ・みんなが掃除していない箇所を見つける。
 ・効率を上げる。
 などなど。
 掃除を見れば、その人がわかる。

 ◆休み時間
 校庭のコンディションが悪く、内遊び。
 凍った校庭が→とける→なかなか乾かない。

 ◆読書タイム
 静かに読書。

 ◆百人一首リーグ戦
 受験で休んでいた子がびっくり。
 圧倒的な差がついているからである。
 「練習しているか、していないか」の差である。
 勉強も同様。
 「勉強しているか、していないか」の差である。
 そのことを、子どもたちに伝える。

 最下位リーグだった子が、4部リーグまで進出。
 ただし、最後は定位置に戻った(笑)
 「上の句の最初だけ読む」読み方になると、弱い。
 ただし…一度上がったのはよい。
 まぐれだが、方向性が間違っていないということ。
「次の課題は、上がったらキープ」
 である。
 分析→練習あるのみ。
 百人一首では、「札の位置を覚える」がプラスされる。

 赤札は、×××。
 まだ、覚えていない。
 青札と並行して覚えるのがよい。

 ◆高速漢字テスト 2
 本日、2回目。
 5分切った子9人。
 あと2つだった子1人。
 一番の子は、3分18秒。
 かなり速い。
 下位の子が伸びてきた。
 一人だけいまいち。
 分析しても、練習しなければなんにもならない。

 休み時間、女の子たちが訊きにくる。
「先生、社会科見学のことはいつ決めるんですか」
 概要を説明。
 しおりができてから、スタートする。
 ※社会科見学は、2月15日。
「先生、百人一首の『首』って、なんですか」
 きちんと答える。

 ◆卒業プロジェクト
 歌の練習。
 ソプラノ、アルトにわかれて練習。
 自主練習。
 仕切る子がいる。

 自主練習はいいのだが…
 なかなかレベルが上がらない。
 教師の指導が必要である。
 ソプラノは、声が出ていない。
 アルトは、音程がアウト。
 これからだ…
 『With You Smile』
 細かい部分を指導。
 語尾の部分がポイント。
 力むと音が下がる。
 「上に抜く」用に指導する。
 後半、音程がそろってきた。
 『旅立ちの日に』
 ちょっと、三部合唱らしくなった。
 第三声は、人数が少ない。
 いっしょに歌う。
 まだ、音程が不安定。
 『君をのせて』
 この歌が一番よい。
 声の出、表情共によい。
 アルトを教えはじめる。

 受験週間、終了。
 この1週間は、布石である。
 土台づくりである。
 あと、3週間でSFコラボ。
 そのあと、3つの行事が控えている。
 ・6年生を送る会
 ・卒業を祝い感謝する会
 ・卒業式
by sugitecyan | 2010-02-05 21:56 | あやかぜ
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実践の記録

by sugitecyan
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