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全力教室

あやかぜ 1月22日


  あやかぜ  1月22日(金)

 昨日は、いろいろあった。
 家に帰ると、もっといろいろあった。
 娘は、次の日(22日)高校受験。
 それなのに、コンディションがよくない。
 熱がある。
 悩んでいる友だちに付き合い、かぜをひいてしまったのである。
 自分より友だちを優先した娘を、ほめてやりたい。
 ところが…そう考えない人もいる。
 今は、受験が最優先。
 コンディションを崩したら、合格する確率は低くなる。
 それはわかるが…

 ある意味、究極の選択である。

 医者に行ったそうだが…
 インフルエンザとは判定されなかった。
 ※娘の友だちはインフルエンザ。
 薬も出してもらえなかったとのこと。
 インフルエンザなら、違う日に受験できる。
 判定されない以上、22日受けるしかない。

 あなたの選択は間違っていない。

 悪いコンディションで発揮されるのが実力。
 がんばってほしい。
 私には、祈ることしかできない。

 ●コンディション
 ボクサーでも、試合後、
「コンディションが悪かった」
「実は、1週間前にかぜをひいた」
 言い訳する人がいる。
 プロとして、恥ずかしいことである。
 コンディション調整ができていないからだ。
 負けたときは、言い訳してはいけない。
 コンディション調整に失敗した自分が悪いのだ。

 私の場合…
 最近、大崩れすることが少ない。
 恐ろしいほどタフになってきている。
 若い女性はおろか、インフルまで、近寄ってこない(笑)

 もちろん、きちんとコンディション調整している。
 ・好きなものを食べる。
 ・自分に対するご褒美を用意する。
 ・「真名井」へ行く。
 ・早く寝る。
 ・生姜湯、チャイを飲む。
 ・朝、校門で30分間あいさつする。

 コンディションとは、総合的なものである。
 心のコンディション。
 これが大きい。
 ストレスをためると肉体に出る。
 かぜなどは、ストレスからくることが多い。
 ※私の場合。
 肉体の場合、休めばよくなる。

 ストレスをためないことが一番。
 といっても、知らないうちにたまるたまる。
 億万長者になれるくらい(笑)

 教師のコンディションがいいと、学級がよくなる。
 これ、本当。
 「心は、いつも給料日」(笑)

 出勤。
 電車の中…だんだん空が明るくなってくる。
 冬の空は、いい。
 きれいである。

 ◆校門でのあいさつ
 週最後の日、氣合を入れてあいさつする。
 のどは、すでにいかれている。
 水曜日から、がらがら状態。
 そんなことは、関係ない。
 先ほどの話で言えば、のどのコンディションはよくない。
 つまり、肉体の状態がよくない。
 それだけのことだ。
 心は、関係ない。
 声が出にくい分は、氣持ちで補えばよい。
  表…音声
  裏…エネルギー
 声は出なくても、エネルギーは変わらない。
 声は、耳、そして、体に伝わる。
 エネルギーは、内部に伝わる。心に伝わる。

 1月も下旬。
 正月氣分は、抜けてきた。
 勝負は、これからだ。

 下学年の子どもたちは、なわとびの練習。

 教室へ。
 途中で、ある子を指導する。
 生活指導主任は、ある意味全校の担任である。
 その子は、担任との関係がうまくいっていない。
 自分がわかってもらえない…
 という思いを感じる。
 確かに問題があるが、私は好きである。
 「流動論」でいえば…
 その子の
  Aを引き出すか…
  Cを引き出すか…
 教師次第である。
 子どもがどうなるか。
 次の条件がある。
  ・自分の状態
  ・状況、環境
  ・人間関係

 その子と私の関係は、A。
 私といるときは、安定している。
 言うことを聴く。
 困ると、相談にくる。
 だめなことは、きちんと叱る。
 叱っても、荒れることはない。

 ●「流動論」3つの条件
 ★自分の状態
 簡単にいえば、調子がいいかよくないか。
 肉体的にも、精神的にも調子がよければAになる。
 氣分がよければ、Aになる。
 ★状況、環境
 授業参観、緊張して実力を出せなくなる。
 みんなががんばっているので、いつも以上の力が出る。
 ★人間関係
 特に、教師との関係。

 まだまだ、ある。
 歌で言えば…教材がいいと声が出る。
 私の指導している発声法に適した歌である。
 発声法にあった歌だと、別人のような歌声になる。
 違う歌だと、×××。
 歌によって、AになったりCになったりする。
 「固定的にとらえてはいけない」というのが流動論。

 教室に入る。

 ◆班学
 すでに、班学が始まっていた。
 今日は、百人一首がメインの班が多い。
 やる氣十分である。
 「やる氣があればなんでもできる」
 どんな分野でも、あるレベルまでは行ける。
 ※世界レベルとなると、素質、才能が関係する。

 百人一首を覚えることなど、素質がなくてもできる。

 途中でストップをかける。

 ◆ひと班学
 ・あいさつ
 ・返事
 ・圧倒声音読
 ・歌
 「体育館をイメージしているか」
  表…教室で音読
  裏…体育館でしていることをイメージして音読
 いつもイメージできるようになるとよい。
 子どもたちは、すぐ忘れる。
 大切だということが、わかっていないのだ。
 人間、自分よりちょっと上のことしかわからない。
 すごく上のことは、わからない。
 わかったとき、驚くだろう。
「そうか、そういうことだったのか」

 ●声はエネルギー
 まだ、声が出ていない。
 ・一人ひとり全力
 ・班の全力
 ができていない。
 ★一人ひとり全力
 A状態に持って行く。
 簡単なようで難しい。
 意識しないうちに、力が抜けているからである。
 無意識なので、力が抜けていることがわからない。
 自分は「全力を出している」と思っている。
 だから、変わらない。
 教師に言われても、わからない。
「私は全力を出しています」
 と反発する。
 もう少し認識力が上がると、わかるようになる。
 素直な子は、わからなくても実行する。
 素直は、最大の素質かもしれない。

 ★班の全力
 1+1=2 ではない。
 人間関係、エネルギー論は、数学とは違う。
 マイナスに作用することもある。
 ここでいう全力とは、「プラスαの全力」である。
 6人合わさると、一人の全力より力が出る。
 みんなでやるからがんばれる。
 力以上のものが出る。
 そういう全力である。

 「プラスαの全力」が出ると、その場の空氣が変わる。
 ものすごいエネルギーが出る。

 ひと班学の続き。
 「プラスαの全力」が出ているかどうか。
 を見る。

 この上に、「クラスの全力」がある。

 「クラスの全力」→「学年の全力」→「学校の全力」
 こうなると、すばらしい学校になる。
 何度か経験がる。
 経験すると、病みつきになる。


 ◆斉学
 全員で、音読と歌。
 最近歌の指導をしていない。
 昨日、愕然とした。
 えらく落ちている。
 やはり、毎日練習しないといけない…
 ということで、スタート。
 『さよならは言わない』の一節を使って練習。
 『君をのせて』を教える。
 一から指導する。

 ◆算数
 算数は、基礎・基本の第二段階。

 ★10マス計算(かけ算)
 制限時間5秒。
 苦しい子には、苦しい。
 レベル的には、2年生の問題。
 10秒ならできる。
 半分の5秒となると、急に難度が高くなる。
 「スピードという負荷」をかけると、難しくなる。
 速い子は、2~3秒制限。
 こうなると、飛躍的に能力が伸びる。
 「超高速シリーズ」最高峰(笑)
 挑戦したい子が挑戦する。

 ★インド式九九
 10~19の九九
 (例) 12×5、19×8
 といった計算。
 10と11は、簡単。
 12につまずいている子がいる。
 まだ、10秒切れない。
 切れた子は、13→14というように進む。
 切れない場合、その段を何度も行う。
 やる氣があれば、マスターできる。
 インドでは、99×99までやっているといううわさあり。
 すごい。

 ★10題わり算
 これは、さほど難しくない。
 九九の逆のようなものだからだ。
 制限時間は、10秒。

 ★10題わり算 あまりある編
 これは、難度が高い。
 歴代杉渕学級の子どもたちも、苦戦した。
 しかし…力がつくと、10題5秒でできるようになる。
 100題 1分ちょっと。
 恐ろしいほど速い。
 私は、とてもかなわない。
 今日から、スタートする。
 練習法を教える。
 かなり効果的な方法である。
 さて、どのくらいでマスターできるか。
 楽しみである。

 ◆20分休み
 ある先生と話をする。
 生活時程のことである。
 いろいろあって、現状のままとなった。
 掃除時間と休み時間が混在したまま。
 残念。

 昨日の給食について。
 残菜の量が多かったとのこと…
 献立が子ども向きではないのかもしれない。
 スーパーシェフが考えてくださった献立。
 しかし…ここは学校である。
 860人もの子どもがいる。
 いくらスーパーシェフでも、学校のことはわからない。
 ちょっとアレンジしてもいいのではないでしょうか。
 このような話をした。
 ・野菜の量を減らす。
 ・ドレッシングを変える。
 など、工夫はできると思う。
 栄養士さん、調理師さんの苦労を知っているだけに…
 わがクラスは完食したが…ものすごく苦戦した。

 すべては、「子どもを伸ばすため」に。
 自分の立場で、自分のできることを、全力でやるしかない。

 4年生は、「2分の1成人式」をおこなっている。
 私は、「2と2分の1成人式」(笑)

 ◆音楽
 子どもたちのあとについて、音楽室へ。
 見送ってから職員室へ。
 だれもいないので、しばらく職員室で仕事。
 ・子どもの記録を書く。
 ・授業の分析
 ・今後の構想
 ・教材研究
 ・その他いろいろ
 人が戻ってきたが…
 移動時間がもったいないので、そのまま仕事をする。
 後半、若い先生と話をする。
 「学校づくり」の話である。

 ◆百人一首
 導入して4日目。
 かなりレベルが上がってきた。
 歴代の中で、最高である。
 初めて最高になった(笑)
 この時期になると…しかも、2年目の後半。
 学習進度は、子どもの育ちが大きく関係する。
 育っている学級は、恐ろしく早い。
 10時間予定の単元を、2時間くらいでクリアする。
 育ってくると、加速するのだ(加速論)。
 百人一首習得も同様。
 加速している分、習得するのが早い。

 リーグ戦。
 1試合1分程度。
 移動に時間がかかっている。
 1位と4位が移動する。
 2位と3位が、札を並べる。
 これが、スムーズにいかないリーグがある。
 このへんは、まだまだ。
 移動を含め、1ゲーム1分30秒くらいか。
 10分あれば、6ゲームできる。
 札は、14枚。
 新しく入れた4枚も、覚えてきたようだ。

 順位は、激しく入れ替わる。
 男子独占の1部リーグ。
 今日は、女子3人が入る。
 最終的には、男子2、女子2。

 ずっと、6部リーグの子もいる(笑)
 見ているとおもしろい。
 ・全部覚える
 ・上の句の前半を聴いた瞬間、下の句が浮かぶようにする。
 ・札の位置を覚える。
 反射神経も重要。

  表…百人一首を覚える
  裏…暗記力アップ、集中力アップ
    反射神経・反応力アップなどなど。

 百人一首は、子どもの力を総合的に伸ばすことができる。

 ◆班学
 理科と社会。

 ◆給食
 昨日のリベンジ。
 失敗するのはよい。
 いけないのは、失敗をそのままにしておくことだ。

 ●反省
 反省…小学生の場合あまり意味がないように思う。
 ※経験則。
 落ち込むだけ。
 「これからがんばろう」という子は、少ない。
 特に平成になってから。
 それよりも…「次の課題」がよい。
 「取り返す」のがよい。
 できなかったら、すぐ取り返す。
 点を取られたら、取り返す。
 準備時間は、8分。
 のろい。
 昨日の15分にくらべればよくなっているのだが…
「いただきます」
 久しぶりに、私が仕切る。
「どうしても、減らしたい人」
 来た子の量を減らす。
「もっとほしい人」
 男子が来る。
「みんなのため、自分が食べたいから?」(笑)
 究極の選択。
「もちろん、みんなのためです」
「うそつけ」(爆笑)

 今日は、リンゴのコンポートがデザート。
 苦手な子も多い。
 大人の味なのだ。
 給食メニューは、シンプルの方がいいかもしれない。

 ●完食の哲学
 完食させるかどうか、教師の価値観が出る。
 エコが叫ばれているのに…残量が多いのが給食。
 それを処理するのに、お金がかかっている。
 二重にもったいない話である。
 ★完食の感触
 ・エコ
 「もったいない」という思想。
 「ものを大切に」を行動で示すのが完食。
 ・子どもの育ち
 育っている学級は、大量のエネルギーを消費する。
 全力を出すから、おなかが空く。
 だから、よく食べる。
 ・感謝
 完食すると、調理師さん、栄養士さんは喜ぶ。
 作ってくださった方への感謝の印。
 それが、完食である。

 これに、かたづけ方が加わるのが杉渕流。

 食べ終わったあとの切り替えが、いまいち。
 12:50~「サイレントタイム」。
 5分ほど静かに過ごす時間。
 昼学をしながら、「ごちそうさま」を待つ。

 ★掃除の確認
 ・今日担当する箇所
 ・今日のテーマ
 12:55「ごちそうさま」

 今日のテーマを、教師に言ってから移動。
「ぞうきんで、机やロッカーを拭きまくります」
「本の整理をします」
「花の世話をします」
 まだ、しぼりきれない子も多い。
 きちんとテーマを見つけている子もいる。

 初めて、言いに来させた。
 ときどきやるといいかもしれない。
 それぞれ、アドバイスする。

 ◆掃除
 私の学級は、全員清掃が基本。
 全員で掃除。
 終わったら休み時間。
 今の時程を、うまく活用する方法である。
 全員で掃除。
 全員で遊ぶ。
 これがいいと思う。

「掃除をさぼる子をどう指導したらいいですか」
 よく聴かれることである。
 その子を知らないので、ハッキリしたことは言えないが…
 意図的にさぼる子は、少ない。
 「何をしていいかわからない」のだ。
 「先生といっしょに○○をしよう」
 といえば、喜んで仕事をする。
 最初は、教えること。
 ・どこを掃除するか。
 ・どう掃除するか。
 ・掃除の意味。
 ・その他。
 「子どもが掃除をさぼる」という前に、すべきことがある。

 私の場合、率先して掃除をする。
 少林寺拳法の道院(道場)では、先輩が進んで掃除をする。
 高校時代、それが身についている。
「教師がすべきではない」
 という人もいる。
 方法は、いろいろある。
 自分にあった方法を採用すればよい。

 ●1日の要所
 学校生活において、掃除は要所の一つである。
 掃除を見れば、クラスの実力がわかる。
 その教師の実力もわかる。
 「子どもの育ちが、一点の狂いもなく出る」
 という人もいる。
 同感である。

 ◆昼休み
 ある子がやってきた。
「先生、そろそろ合格発表なんですけど」
 ホームページで発表されるという。
 早速見る。
 見事合格!
 みんな大喜び!
「よかったなー」
「合格したの?おめでとう」
「おめでとう」
 合格した子はうれしそう。
 まわりの子もうれしそう。

 わが娘は、どうなっているか…
 無事、試験を受けることができたのか?

 ある先生と話す。
 生活時程のことである。

 ◆読書タイム

 ◆5分間漢字テスト
 ・5分間漢字テスト
 ・分析
 ・練習

 ◆『田中正造』
 5分間音読。
 今読んだところで、最も田中正造をよくあらわしているところ。
 子どもによって、選ぶ箇所は違う。
 理由も違う。
 ・その箇所を発表。
 みんなで音読。
 選んだ理由を述べる。
 私が解説。

 ◆漢字の広場
 班学でおこなう。

 ◆班学
 理科と社会。
 復習。
 ・教科書音読
 ・発言
 ・書く

 ◆卒業に向けて
 ・言葉を考える。
 ・文集 何を書くか考える。
 ・歌の練習

 ◆今週のまとめ
 ・「さようなら」のあいさつ
 ・班ごとに掃除
 ・帰りの支度
 ・班ごとに「さようなら」
by sugitecyan | 2010-01-22 23:22 | あやかぜ
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実践の記録

by sugitecyan
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