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全力教室

こくせん 1月29日


  こくせん  1月29日(月)

 今日は公開授業。
 岡山県、雄神小より3人の方が来校。
 私の授業を参観する。

 ◆朝会
 五反野小のあいさつは、よくなってきている。
 生活指導主任が毎回指導をしている。
 今回は、どんな指導をするだろうか。

 定刻前から、集まっている子どもたち。
 生活指導主任が、あいさつの指導をしていた。
「1年生から」
 1年生があいさつ(練習)をする。
 氣合が入ったいい声である。
 続いて、2年生、3年生。
「1、2、3年生の順にあいさつします」
「おはようございます」(1年生)
「おはようございます」(2年生)
「おはようございます」(3年生)
 1年生圧勝という感じだった。
「1年生がよかったです。見本としてもう1回やってください」
「おはようございます」(1年生)

 次は、4、5、6年生。
 今日は、6年生がよかった。
 6年生が見本としてもう1回やる。
 しかし、声を出している子に支えられたあいさつである。
 まだ、声を出していない子もいる。
 今後の課題である。

 そろったところで、本番。

 1校時、空き時間。
 参観者と話をする。
 
 ◆5年2組
 
 ★漢字クイズ  「どっちがどっち」
 教科書にあるものをちょっと変えて使う。
 1 ・サッカーにかんしんがある。
   ・友だちの努力にかんしんする。

 2 ・きょうりょくな味方
   ・きょうりょしてつくる。

 3 ・友だちとさいかいする。
   ・会議をさいかいする。

 少したってからヒントを出す。
 「関心、感心」、「強力、協力」、「再開、再会」
 
 ★漢字パドル
 答えに仕掛けあり。
 本日の授業に関連する。
 ユニット授業は、それぞれ独立している。
 独立していながら関連づけられている。
 問題は、3題。
 答えは、「私」、「小」、「鳥」である。
      │
      ↓
 ★音読 『わたしと小鳥とすずと』(金子みすゞ)
 表現読み。
 1回目の授業である。
 指導しないで、どのくらい読めるか?
 やはり…がくんと落ちていた。
 声量がない。
 腹筋が使えていないなど。
 いい点は、どならないこと。
 声をきれいに出そうと意識していること。
 何度もくり返す。題だけ。
 すこしできるようになったら、次の課題を示す。
 ・声が落ちないように、腹筋で支える。
 ・語尾を下げない。上げる。
 ・「と」は、やわらかくいう。
 ・リズムに注意する。
 などなど。

 同じようにしてうあっていく。
 「わたし」
 やさしいわたし、大切なわたしなど。
 いろいろな「わたし」でいわせる。
 「両手を広げても」、平たい感じになってしまう。
「片手を広げても」といわせる。
 比較することにより、認識させる。
 声がひろがってきた。

 「お空は」ちょっと大きめ。
 「ちっとも飛べないが」ピアニシモで。
 強弱、メリハリをつける。

 以下同じように指導していく。

「子どもたちの音読が、短時間でどんどんよくなっていった」
 ※参観者の感想。
 私としては、いまいち。
 もっとできるはずなのに…
 音読の練習不足+休みあけの状態。
 これから指導したい。

 「ちがい」について。
 「何が違うのですか」と問うた。
 ・性格
 ・特徴
 ・いいところ
 など。
 「いい」とは?

 今後考えさせたいことについて触れた。

 
 ★作文 説明
 
 作文指導を通して、「見方・考え方」を指導中。
 相手の立場に立って考えるが、テーマである。
 駅から五反野小まで案内する文章を書く。
 初めて五反野小を訪れる人が対象。
 その案内で、たどり着くことができるか。
 ・大切なこと
 ・ポイント
 ・その他

「地図を描いてはいけません」(笑)
「ええーっ」
 文章だけで説明する。
 こうすると、地図のよさ、ありがたさがわかる。
 子どもたちから出されたキーワード。
 ・改札口を左にいく。
 ・コンビニ「サンクス」の方にいく。
 などなど。

 目印、時間などを書いているか?

 時間の関係で、途中で終了。
 
 
 ◆1年2組
 
 ★音読
 ・『枕草子』
 きれいな声で古典を読む。
 すぐ地声っぽくなってしまったので、指導する。
 「はるは」、「は」のアクセントをおく。
 上の方に響かせる。
 「夏は夜」から。地声っぽくなるので、注意。
 「夏は夜」が地声にならないように練習させる。
 追い読みをさせる。
 子どもだけで読ませる。

 ・『春のうた』
 1回目の授業。
 まずは、読ませる。
 声は、まあまあきれいである。
 題名読み。
 ・冬から春になったばかりの「春のうた」
 ・もう春、たくさん花が咲いている「春のうた」
 などなど。
 いろいろな「春のうた」

「ほっ」声を当てさせる。
 響かせる。
 はずむ感じで読ませる。
「水は」、「風は」、粒立たせていわせる。
「つるつる」、「しょそよ」は、流れるようにリズミカルに。
 いろいろないい方で「ケルルンクック」

「ああ いいにおいだ」
 一人ずつ表現させる。

 
 ★言葉の学習
 -1の漢字  
 目→日、体→休など。問題を出していく。
 「王」は、5つある。
 子どもたちに問題を考えさせる。

 ・かなパドル
 (例)
  あ
 は□み   真ん中にあるひらがなを入れる。
  し    そうすると、全部読めるようになる。
 
 答えは、「な」である。
 「あな」、「はな」、「なみ」、「なし」

  の   つ   い   て
 に□か ら□ん ま□ん み□ち
  り   き   ら   す

 答え
  お   て   が   み

 答えは、「おてがみ」
 次に学習する教材名である。
 
 ●どんな手紙?
 がまくんが待っているのは、どんな手紙か?
 いい意見がたくさん出された。
 ・やさしいことが書いてある手紙。
 ・思いがこもっている手紙。
 ・思いやりがある手紙。
 ・読んだらうれしくなる手紙。
 ・読んだら楽しくなる手紙。
 ・読んだらうれしくて楽しくなる手紙。
 ・読んだら走り出したくなるような手紙。
 ・たくさんの人からの手紙。
 ・1人でいいから。
 ・だれれもいいから。

 この中でいくつか取りあげる。
「1通だけでもいいのか、たくさんほしいのか?」
「どんな内容でもいいのか?」
 などなど。
 
 ★読解&表現
 『お手がみ』
 ・題名読み
 ・がまくん、かえるくんのセリフ
 いろいろないい方でかえるくんのセリフを読ませる。
 「どうしたんだい」
 ・驚いて
 ・心配して
 などなど。

 4校時は、空き時間。
 お話しする。
 
 
 ◆2年2組
 
 ★漢字パドル
 答えは「生」。

 ★かんじのつかい方と読み方(教科書 P52)
 「生」
 いろいろな読み方。
 教科書以外の読み方も取り上げる。
 それぞれの意味を考えさせる。
 これは、難しかった。
 ・子犬が生まれる。
 他の言葉に言い換えさせたのだが…
 あまりにもシンプルな言葉なので、沈黙…
 「誕生」くらいしか出なかった。
 時間をかけないと厳しい。

 ・百才まで生きる。
 →健康。
  元氣。
  がんばる(笑)
 など。
 やはり、難しい。

 よい記ろくを生む。
 →つくる。
  出す。

 生卵を食べる。
 →「…」
 「生(なま)」を言い換えるのは難しいらしい。

 家の人といっしょに考えてくることを宿題にする。

 重たい感じになってしまった。
 他の学年でも授業してみよう。
 
 ★音読 『かさこじぞう』
 じいさまのセリフ。
 音読で、心情の変化を表現させる。

「おお、お気のどくにな。さぞつめたかろうのう。」
      ↓
「こっちのじょぞうさまは、ほおべたにしみをこさえて。それから、
このじぞうさまはどうじゃ。鼻からつららを下げてござらっしゃ
る。」
      ↓
「そうじゃ。このかさこをかぶってくだされ。」
      ↓
「おらのでわりいが、こらえてくだされ。」
      ↓
「これでええ、これでええ。」

 5つのセリフを、1つずついわせる。


 ●「おお、お気のどくにな。さぞつめたかろうのう。」
 ・近寄っていう。
 ・離れていう。
 距離の違いは、大きな違いを生み出す。
 音読ががらっと変わった。
 地蔵様に近寄り声をかけるのが、一番よかった。
 一番感じが出ていた。
「ぱっと見ていったのか、よく見ていったのか」
 ・ぱっと見ていってみよう。
 ・よく見てからいってみよう。
 ※後者の読みがよい。
 
「1人の地蔵様を見ていったのか、6人見ていったのか」
 →ほとんどの子が6人と答えた。
「6人見てからいおう」
 音読の前に、目の表現が入る。
 がらっと変わる。

 ●「こっちのじょぞうさまは、ほおべたにしみをこさえて。
   それから、このじぞうさまはどうじゃ。鼻からつらら
   を下げてござらっしゃる。」

 全部正面を向いていっている子が多かった。
 「向き」を指導する。
 6人見回した後、焦点化する。
 「こっち」で、1人、「この」で向きを変える。

 つまり、最初から3方向に向きを変えるのである。

 「おお~」と「こっちの~」セリフを連続していわせる。
 距離と向きを考えて音読させる。

 ●「そうじゃ。このかさこをかぶってくだされ。」
 いろいろな氣づき。
 ・大きな声で叫ぶように
 ・声を小さく
 ・喜んで
 ・その他いろいろ

 ●「おらのでわりいが、こらえてくだされ。」

 地蔵信仰について、若干の説明。
 いろいろな「わりい」「こらえてくだされ」

 ●「これでええ、これでええ。」

 これも、いろいろないい方をさせる。

 
 ★読解 『かさこじぞう』
 じいさまの行動、変化。
 ・地蔵様を見たとき。


 見る前
 ・もちこを買うことができなくてがっかり。
 ・ばあさまになんていおう。
 ・ばあさまが悲しむだろう。
 ・ばあさまに怒られるかもしれない。
 ・かさこがうれなくてしよんぼりしている。
 ・約束が守れなかった。
 ・どうしよう。
 などなど。

  見たとき
 ・寒そう。
 ・かわいそう。
 ・冷たくてかわいそう。
 などなど。

 「お気のどく」なのは、地蔵様がじいさまか。
「笠が売れなかったじいさまの方が『お気のどく』ではないのか?」

 多くの子が、地蔵様のほうが「お気のどく」だといった。
 はたして?

 指名なし発言は、進んでいう子が半分ちょっと。
 いつもより少なかった。
by sugitecyan | 2007-01-29 21:33 | こくせん
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