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全力教室

あやせん 11月5日


  あやせん 11月5日(金)

 昨日は、校内研だった。
 若い先生が授業。
 ※私は2年間、彼女の指導教官を務めた。

 今まで、彼女らしくない授業ばかりだった。
 教育界というのは…思い通りにできない世界なのか?
 私がいくら言っても…だめだった。
 形に縛られてしまうのである。
 彼女のよさは、「元氣いっぱい」なところ。
 それが出る授業はなかった。
 いろいろなしがらみがあったのだろう。
 私のように自分を出す人もめずらしいのだろう(笑)
 残念だった。

 今回、初めて自分を出したように思う。
 よかった。
 「自分らしさ」が出ない授業は、よくない。
 教師が自分を出さないと、子どもも自分を出さない。
 授業をしていても、楽しくない。
 教師が授業を楽しまなければ、子どもが授業を楽しむわけがない。
 ようやく、自分らしさを出すようになった。
 これからだ。

 教師は、自分の特徴を知るべき。
 うまくいかない原因は、自分のキャラに合わないことをしているから。

 (例)
 元氣な人が、落ち着いた静かな授業をしようとするとだめ。
 似合わない服を着るようなものだ。
 私のまねをしても、私のようにはできない。
 それは、本人に合っていないからである。
 私の実践は、私のみ。
 ・根本的なこと
 ・手法
 は、まねできる。
 それを、自分の特徴に合わせてアレンジする必要がある。


 執筆関係…
 今、元寇! いや、原稿のラッシュ。
 3種の原稿を抱えている。
 食べる前にげっぷが出そうな量である。
 ・『教師のチカラ』関係の原稿 3本
 ・新しい本 1  N社から出る本の原稿
 ・新しい本 2  G社から出る本の原稿

 やるしかない。
 今が、がんばりどころ。

 それにしても、重なるときは重なるものだ。
 車中でも、ずっと原稿チェック。
 疲れると、読書。
 この本が、おもしろい。
 「子どもの力を信じる」につながる話である。

 学校到着。
 いろいろな仕事。
 新教材印刷。
 先日、水野先生に教えていただいた教材を購入。
 「リズム漢字」に取り組むことにした。

 ◆看護当番
 今日は、整列させる係。
 子どもたちを、整列させる。
 1年生が近寄ってくる。
 昨日授業したクラスの子である。
 私がふざけまくる。

 生活指導主任が、門のところにいない。
 おそらく、ラインを引いているのだろう。
 ※学校前の道路。
 中央にラインを引く。
 その内側をあることになっている。

 久しぶりに門に立ち、あいさつをする。
 声が小さい。
 思いっきり声を出す。
 終わると、のどがおかしくなっていた。
 昨年度は、毎日こうだった。
 疲れるが、健康にはよい。
 今年度の体重増加は、朝のあいさつがないからだろう。
 思いっきり声を出す。
 腹から声を出す。
 全身運動である。
 毎日30分やれば、かなりの運動になる。

 教室へ。
 まだ、8:30になっていない。
 班によって、やっていることは違っていた。
 きちんとしている班は、すでに学習をはじめていた。
 そうでない班は、なにもしていない。
 この差は、大きい。

 8:30前に、スタート。
 あいさつリレーの途中で、チャイムが鳴った。

 ◆あいさつリレー&あいさつ
 うーん、水準を上げたので、合格とはいえない。
 やはり、「全員」は難しい。

 ◆班学
 氣になる班がある。
 あれで全力?
 惰性になってきている感じがする。
 「ただやっても」力はつかない。
 躰が、手抜き状態を覚えてしまう。

 今日は、指導を入れる。
 後期が始まってから、一度も指導を入れていない。
 ※もちろん、あえて指導を入れていなかったのだ。
 中期になると、常時指導するわけでははない。
 「子どもに任せる」ところを増やしていく。
 ある程度、いや、かなりの部分を任せる。
 「これ以上は無理」だと判断したとき、指導を入れる。

 1班から順番に、班学をやらせる。
 いまいちだったのは、2班。
 言葉がはっきりしない。
 声の出がいまいち。
 そのたいろいろ。
 一番よかったのは、3班。
 エネルギーが伝わってくる。
 一つひとつ、しっかりやっている。
 全班これなら、グッド。

 ◆班学 2
 前半同時におこなう。
 ただし、1ユニットだけ。
 連続となると、濁る。
 一つだけなら、集中できる。
 各班、あいさつだった。
 
 2ユニットめ。
 各班、返事だった。

 問題は、次からである。
 3ユニットめは、班ごとに違う。

 一つずつやると、よい。
 集中している。
 エネルギーが伝わってくる。
 雑にならない。
 やはり、基本は1ユニット集中。

 ◆班学 3
 プログラムづくり。
 ・新しいものを入れる。
 ・どんどん入れ替える。
 ・ユニットを増やす。
 どの班も、ユニットが少なすぎる。
 最低でも、10はほしい。
 5分くらいの班学を想定している。
 班ごとに、プログラムづくり。


 ◆絶対的な基礎
 ・なんこれ!
 ・10マス計算 三種盛り
 たし算が好調。
 今、旬を迎えている。
 スピード→ていねいさの時代になっていたのだが…
 また、スピードの時代に入った。
 速い速い。
 以前より、字はていねいで速い。
 まさに、螺旋。

 ・あまりのあるわり算
 こちらも、好調。
 かなりスピードがついてきている。
 回路ができてきたということだ。
 ただし…まだ「15秒制限」でおこなっている。
 実践モードではない。
 先輩たちは、実践モード。
 一番遅い子が、1分30秒を切っていた。
 すさまじい速さである。
 
 現学級の子どもたちは、まだまだ。
 とはいえ、かなり速くなってきている。
 今日は、14人が2分を切った。
 そろそろ、特訓モードでもいいかもしれない。
 「伸びるときは一氣」
 「一氣に伸ばす」
 ときに、瞬間的なスパートがいい。

 ◆漢字100問テスト
 軌道に乗ってきた。
 いい感じである。
 しかし…
 そろそろ、慣れが変な方に向かう危険性が出てくる。
 人間、知らず知らずのうちに手を抜くようになる。
 「できる」ようになると、「これでいい」と安心する。

 そこで、新しい教材を導入。
 「リズム漢字」である。
 先日、サークルの水野先生に教えていただいた教材である。
 ネットで注文していたのだが、昨日届いた。
 早速、プリントした。
 まずは、初見。
 書く方から入る。

 苦戦する子どもたち。
「えっ」
「ひさんって、『悲惨』のひさん」
「いえ、飛び散る方のひさん」
 少しだけ、ヒントを出す。
 途中でいう。
「ギブアップする人」
 一人だけ、軟弱者がいた。
 それ以外は、「ネバーギブアップ」。
 杉渕学級らしくなってきた。
 ギブアップした子には、読みのプリントをわたす。
 一人だけ「公認カンニング」(笑)
 うらやましそうに見ている子もいる。
 しかし、それ以外の子はプリントをもらいにこない。
 育ってくると、教師の力を借りなくなってくる。
 自分でやりたいのだ。
 今読んでいる本も、「子どもの力を信じて」ということが出てくる。

 私の場合、とことん手助けする。
 超過保護かもしれない。
 しかし、あるとき、子どもたちは自立する。
「自分でやります」
 となる。
 これが、私の実践の特徴。
「教えすぎたら、子どもは自分で考えるようにならない」
 というのは、あるレベルの話。
 違う次元では、そうではないということだ。

 ◆体育
 久しぶりのハードル。
 すっかり、リセットされている。
 技術的に難しいことは、すぐできなくなる。
 毎日やらないと、なかなか上達しない。
 違う学級の体育を見たが…
 フォームができている子は、一人もいなかった。
 「ハードリング」の技術は難しい。
 ・かなりの認識能力
 ・運動神経
 ・練習時間
 が必要である。

 後半は、「表現」の指導。
 ・『荒馬』
 ・『SOHRAN』
 を教える。



 ◆20分休み
 教材研究。
 その他いろいろな仕事。
 休み時間終わりに、けんかあり。
 男子同士。
 力が強い子が蹴ったとのこと。
 とっちめる(笑)

 ◆音楽
 女子は、きちんと並んで待っていた。
 すぐに出発させる。
 男子は、けんかなどがありそろうのが遅れた。
 遅れて出発。

 空き時間を使って、仕事をする。
 子どもがいない教室は、静か。
 隣の教室から、先生の声が聞こえてくる…
 校庭では、体育をしている子どもたちの声…
 静寂な時間を過ごすことができた。

 ◆「ランドセル」の絵
 両極。
 わけがわかってきて、どんどん進めることができる。
 絵のおもしろさがわかってきた。
 慣れて、雑になってきた。
 こうなると、絵は死んでしまう。
 その子の性格、実力に合わせて指導を入れる。
 もう限界だと思うと、「もういいよ」と声をかける。


 ◆給食
 ごはん(炊き込みご飯)がこない。
 こなくても、配り始める。
 あとで、配ればよい。
 配膳が終わると、「いただきます」。
 その後、「減らし」。
 今日は、減らしにくる子が少なかった。
 次は、「増やし」。
 増量したい子がくる。
 ごはん、到着。
 1班から、順に配膳。
 会食は、にぎやか。
 いつもなら、終わらないペースである。
 ラスト5分。
 声をかける。
 「ラスト5分」は、静かに食べることになっている。
 どうにか、定刻までに「ごちそうさま」。
 きれいに食べる子が増えてきた。
 半数は、まだまだ。
 それ以前の段階。
 「きれいに食べる」ことができるようになると…
 他の能力も、ぐんとレベルアップする。

 ◆掃除
 掃除、いまいちの子が二人。
 その子たちには、掃除をさせない。
 掃除する資格がないのである。
 杉渕学級の場合、きちんとやらない子は掃除することができない。
 極端な話、私一人でやることもあった(以前のあるクラス)。
 荒れているクラスだった。
 3ヶ月間、私一人で掃除をした。
 子どもたちは、掃除なしで大喜びだった。
 しかし…数ヶ月たつと、掃除をする子が出てきた。
「先生、掃除させてください」
 不思議である。
 強制されれば、しない。
 強制されれば、さぼる。
 「やらなくていい」といわれると、最初は喜ぶ。
 しかし…だんだん掃除がしたくなる。
 人間というものは、よくわからない。
 28年の経験則である。

 ◆昼休み
 看護当番なので、校庭巡視。
 「どろけい」をしている子が多い。
 昔と変わらぬシンプルな遊びが生き残っている。
 わがクラスも、男女混合で「どろけい」をしている。
 ときどき、私のところにきて後ろに隠れていた。
 すごいときは、後ろに10人隠れた。
 エクザエルのダンスをする(笑)

 今日はいい天氣。
 かぜもなく暖かい。
 子どもたちは、思いっきり遊んでいた。

 ◆算数
 ★ドリル、教科書、テスト
 前半は、「説明」。
 問題をノートに写し、解き方の説明を書く。

 ★テスト
 中盤は、テスト。
 もちろん、解いたら終わりではない。
 解いたところが、始まりである。

 ★どん難問だい!
 後半は、難問。
 中学入試の問題を出す。
 昨日同様、1問ずつ出す。
 難問なので、すぐ解けない子もいる。
 班全員ができないと、先に進めないシステム。

 今日は好調。
 ほとんどの子が、ノーミス。
 「ミス日本」は、いなかった。

 ◆指名なし発言

 ★道徳 『温かい言葉』
 『温かい言葉』の続き。
 今日は、「男の子の反応」。
 若い男の人が声をかけてくれた。
 それに対して、どんな反応をしたか?

 一読総合法の手法を用いている。
 先がわからないのが、おもしろい。

 ★理科
 『空氣』
 先日の実験における氣づきをいう。
 ・弾と弾との間隔
 ・押し棒を押す強さ
 ・音が違う
 その他いろいろ。

 ★社会
 『見沼代用水』について。
 氣づいたこと。

 このところ、「絵」がメインだった。
 久しぶりに、いつものユニットを行う。

 ◆歌
 歌も、久しぶり。
 『語りあおう』
 まだ、きちんと覚えていない。

 ◆百人一首
 これからは、黄色が中心。

 ◆英語
 ひさしぶりに、『おおきなかぶ』をやる。
 役割分担が代わっている。

 ◆帰り
 いずれも、班ごとに。
 ・掃除
 ・帰りのあいさつ
 ・歌のテスト 『語りあおう』
  教師の前で歌う。
  合格した班から帰ることができる。
 今日は、合格基準を甘くする。
 それなりに、一生懸命やっていればよい。
 しかし…子どもたちは、思った以上に真剣だった。
by sugitecyan | 2010-11-05 20:32 | あやせん
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実践の記録

by sugitecyan
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