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全力教室

あやせん 6月7日


  あやせん 6月7日(月)

 学校公開まで、あと1週間。
 なんといっても、初の公開である。
 ※学級の保護者に対しては、5月24日の授業参観で公開。
 氣合が入る。
 ・中学年杉渕学級
 中学年を受け持つのは、7年ぶり。
 高学年より、ずっとおもしろい。
 素直な分、成長が早い。
 ・2ヶ月ちょっとで、どこまで伸びるか。
 教育は、「熟成」だと思っている。
 しかし…今の教育界、無駄が多い。
 私のいうのは、きちんと積み上げた「熟成」である。
 今までの蓄積をどう活かすか?
 プラスの蓄積は、そのまま活かす。
 マイナスの蓄積は、カバーする。
 4月から2ヶ月。
 子どもたちは、どこまで育ったか。
  子どもの可能性
  教育の可能性
 を問う。

 参観申し込みは、20人をこえている。
 保護者の参観もあるので、このへんで締め切りたいと思う。
 まだの方は、早めに申し込んでください。

 この日は、ハードである。
 1~4校時は、公開授業。
 ・基礎(基礎学力づくり、班学など)
 ・追究(杉渕流国語)
 ・追究(道徳)
 ・表現(英語、歌)

 お昼は、サークル。
 協議会があるので、ご飯を食べながらレポート検討をする。
 とんでもない企画である(笑)

 13:30~協議会。
 15:15~懇親会。

 なお、サークルは19日(土)にも行う。
 13:00~16:45
 場所は、飯田橋である。
 終わったら、餃子専門店で懇親会。
 こちらが楽しみ(笑)
 メンバーでなくても、参加オーケーです。
 参加したい方は、連絡してください。

 さて、まずは日曜参観。
 集中したい。

 学校の方の仕事も、忙しい。
 作成しなければならない書類がある。
 早く仕上げなければ。

 金曜日は、次元が変わった。
 土台完成!
 学級誕生間近!
 と確信した。
 休み明けだが、今までと違うだろう。

 土台ができると、学級は急成長する。
 個・グループ・集団、3つ観点で育てている。
 これから、どうなるか。
 個が出るか、グループが出るか、集団が出るか。
 どれが、メインになるか?
 楽しみである。

 ★個
 どんどんトップの子が入れ替わっている。
 固定されていないのが、杉渕学級の特徴。
 そのとき「旬」の子がいる。
 すごいと思っていても…
 あっという間に、追い抜く子がいる。
 さて、学校公開で「旬」を迎えるのは誰か?

 ★グループ
 メインは、班。
 班学は、ある班がダントツでいいのだが…
 これも、わからない。
 「これでいい」と思ったら、下降する。
 一氣に向上する班が出てくるだろう。
 これまた、楽しみ。

 ★集団
 個・グループが強くなると…
 集団は、ものすごく強くなる。

 昨日、中田選手、本田選手の対談番組を見た。
 その中で印象に残ったことは2つ。
 そのうちのひとつは…
「日本は、練習では世界一流。試合では…」
 思わず、笑ってしまった。
 試合に活かすための練習なのだが…
 試合になると弱い。
 技術以前の問題。
 昔で言えば、根性。
 根性がないのだ。
 何がなんでも勝つという執念が感じられない。
 技術を活かすのは、精神なのだ。
 本番は、プレッシャーがかかる。
 どれだけ、本番を想定して練習しているか…
 私から見ると、大甘。
 世界で通用するレベルではない。
 個が、自分自身を極限まで高める。
 その上での連携だ。

 学校公開では、
 ・個の授業
 ・グループの授業(班学)
 ・集団の授業
 を公開したい。

 3時に起きて、仕事開始。
 新しい本のプロット、ようやくたたき台完成。
 編集の方に、送る。
 学校公開に向けて、準備を進める。

 学校へ。
 車内で、教材研究。
 ほとんど、学校公開に向けての準備である。
 大枠は、決まった。
 今、細かなところを調整中。
 構成をどうするか。
 どう連動させるか。
 などなど。

 書類の作成。
 その他いろいろ。

 8:20ころ、教室へ。
「おはようございます」
 教室に入るとき、思いっきりあいさつする。
「おはようございます」
 子どもたちがあいさつする。
 1日の始まりである。
「今日は、朝会があります」
 一応、声をかける。
 すぐ、職員室へ。
 それから、校庭へ。

 ◆全校朝会
 わがクラスは、集まっている。
 よし。
 というか、これが普通。
 休み明け、暑さも手伝って、集合がよくない。
 あとからあとから、ばらばらばら出てくる。

 整列の状況をみる。
 特定の子をのぞいて、まあまあ。
 当番の先生が、号令をかける。
 本来なら、号令をかける前に自分で並ぶのがよい。
 そこまでは、できていない。
 すべては、意識の問題である。
 日本サッカーの問題点と、共通している。

 号令をかければ…きちんと並ぶことができる。
 しかし、そうでなければ…
 3時間目につながる出来事だった。

 校長先生の話。
 子どもたちの態度を見る。
 「聴こう」という意識があるかどうか。
 体は、心についていっているか。
 などなど。
 A小では、教師は前に立つことになっている。
 ※全員が守っていない。
 私も、今日は後ろから見る。
 後ろの方が、前がわかる。

 実習生の話。
 お別れのあいさつ。
 次は、現場で会いましょう。

 当番の先生の話。

 終了。
 行進。

 教室へ。
 私より、遅れてくる子がいる。
 トイレ、手洗い、水飲みなど。
 動作が緩慢である。
 多くの子は、そろって待っている。

 ◆あいさつリレー
 全員そろったところで、あいさつリレーから入る。
「あいさつをします」
「はい」
「おはようございます」
「おはようございます」
「おはようございます」
 いつもやっていることである。
 だんだんマンネリになってくる。
 常に上を目指さないと、退行する。
 あいさつ一つとっても、そうである。
 全員の意識が上がると、あいさつが変わる。
 一人でも手を抜くと、あいさつが変わる。
 見る人が見れば、「微妙な変化」がわかる。

 ◆あいさつ
 全員そろって、あいさつ。
 「命のほとばしり」が、あいさつである。
 1日のはじめ。
 みんなの心を合わせる。
 声を合わせることにより、エネルギーを交流する。

 ◆班学
 あいさつが終わると、すぐに班学スタート。
 今日は、指導を入れる。
 最初の3分間は、様子を見る。
 見なくても、だいたいわかる。
 開始前の姿を見れば、9割当てることができる。
 ある班だけが、がくんと落ちている。
 ・一つひとつが全力ではない。
 ・「つなぎ」が×。
  さっと次に取りかかることができない。
 他の班は、普通。
 ・圧倒的なエネルギー
 ・オーラ
 ・振動(声の共鳴)
 これらが、感じられない。
 
 その班を指名する。
 一つずつやらせる。
 
 ★あいさつ
 その班が、あいさつをする。
 先ほどと違い、緊張感がある。
 声が出ている。
 表情がよい。

 続いて、全班行う。
 前半その班、後半全班。
 その班は2度行うことになる。
 その班を見る。
 後半は、前述したことを見る。
 ※エネルギー、オーラ、振動など。

 ★返事
 その班→全班。
 これも、よし。

 「あいさつ」と「返事」は、無意識レベルに近い。

 ★教科書音読
 その班は、国語の教科書を音読。
 声が出ていない。
 そろっていない。
 だめ出しをする。
 他の班にやらせる。
 声が出ている。
 迫力がある。
 表情がよい。
 もう一度。
 今度は、少しよくなった。
 後半は、全班で。

 このようにして、進めて行った。
 ・その班がやる。→全班がやる。
 ※メニューは、その班と同じにした。
 7ユニット終わったところで、ストップをかける。

 次は、連続。
 今行った7つのユニットを連続させる。
 ※ただし、他の班は自分たちのユニットでよい。
 一つできても、連続になるとできるとは限らない。
 集中力が切れることがある。
 「つなぎ」がうまくいかないことがある。
 「一つ」より「連続」の方が、難しいのである。
 「プロとは連続技が無意識にできる」
 確か、将棋の升田名人の言葉である。
 7ユニット連続。
 集中して7つできるか?
 それを見る。
 終わった班から、着席する。
 だいたい、3分から3分30秒くらいだった。
 先ほどよりは、かなりよい。
 しかし…私から見ればまだまだ。
 教室が揺れるほどではない。
 共鳴空間になっていない。
 エネルギーが溢れ出していない。
 まだまだ。
 休み明けの影響あり。
 暑さの影響あり。
 次元が変わったとはいえ、まだまだ。

 ◆なんこれ!
 2セット行う。

 ◆10マス計算
 ・10マスかけ算
 ・10マスたし算
 ・10マスひき算

 いずれも、「超高速の世界」
 スピードをつけるトレーニングである。

 ◆理科
 『電気』
 前回の続き。
 ・教科書音読
 ・「書く」
 ビュジュアルノートづくり。

 ひたすら読む。
 読んで読んで、読みまくる。
 書く。
 書いて書いて、書きまくる。

 ◆新聞づくり
 ある新聞を提示する。
 かなり細かく書いたものである。
 「2学期の成長」
 内容はともかく…
 ・レイアウトがきちんとしている。
 ・ぎっしり書いている。
  小さい文字でていねいに書いている。
 
 今回は、この先輩のマネをさせる。
 プリントして、全員に配る。
 「まね」することが大切。
 まねが大切。
 まーね。
 杉渕学級では「まーね」が必修。
 最初から、オリジナルをつくるのは無理。
 だれでも、最初は「まーね」。
 
 かつて、教育界で流行した「追試」。
 オリジナルを生み出すための「追試」が…
 知らないうちに、追試のための「追試」になった。
 手段が目的になってしまった。
 残念なことである。
 上に立つものが…その流れをつくってしまったのだ。
 
 今の子、教師は、「追試」までも行かない。
 それ以前。
 「追試」すらしない、できない。
 20年前にくらべ、ものすごくレベルダウンしている。
 教師で言えば…
 「これはすごい」
 という若手を見たことがない。
 残念である。
 しかし…これからだ。
 今、木を植える仕事をしている。
 10年後、20年後に期待したい。
 子どもたちも、同様。
 「日本を背負って立つ人材」を育てているのだ。
 今の子を見ながら、未来のその子の姿をイメージしている。

 正しく「追試」を行うと…
 効果絶大。
 先人の知恵、工夫、つかんだものを、短時間にマスターできる。
 ※一人で努力したら、10倍時間がかかる。

 ということで、今回は新聞の「追試」。

 子どもたちにとっては、ハードルが高い。
 ・レイアウト
 ・書く分量が多い。
 など。
 ていねいさ、集中力、持続力が要求される作業である。

 ◆給食
 特定の子は、速くなってきた。
 取りかかりのスピードが違う。
 10倍以上速い。
 その子は、他の子が1回配る間に、5回は配れる。
 それ以外の活動が速いかというと…呪い。
 いや、のろい。
 給食準備だけは、圧倒的に速い。
 ということは、他も圧倒的に速くなるということだ。
 意識をつなげれば、オーケー。
 7分くらいで準備終了。
 しかし…
 会食になると、×××。
 時間があると思って、しゃべる、しゃべる。
「55分までに終わらないよ」
 それが、わからない。
 せっかく早く準備できても、意味がない。
 ごちそうさまは…いつもより5分遅くなった。
 ※特定の子が遅い。
 全員のスピードがあがらないと、集団のスピードはあがらない。
 0点も98点も同じ。

 ◆掃除
 「ごちそうさま」が遅れたので、掃除開始時刻も遅くなる。
 まだ、しゃべる子がいる。
 一生懸命する子は、本当に一生懸命。
 大きな差がある。
 いろいろなところに、氣づくようになってきた。
 前は、雑の一言だった。
 今日は、今まで手を入れていないところを見つけた。
 危険箇所なので、代わりに私が掃除する。
 よく見つけた。

 ◆休み時間
 掃除が長引いたので、いつもより休み時間が少ない。

 ◆読書タイム
 早々に切り上げ、先ほどの続き。

 ◆新聞づくり 2
 新聞づくりの続き。

 ◆絵
 終わった子から、絵。
 まだ、絵の具を持ってこない子がいる。
 『帽子』の絵。
 今まで色鉛筆で描いてきた。
 今日は、絵の具で描く。
 基本的には、変わらない。
 さて、どのくらい描けるだろうか?
 ・筆あとが残るように描く。
 ・黄色から順にぬっていく。
 ・その他
 問題は、持続力。
 途中で、集中力が切れると雑になる。
 雑になったら、終わりである。
 一瞬たりとも、手を抜くことはできない。
 だからこそ、いい絵になる。
 絵を描く過程で、すごい力が身につく。
 絵だけではない。
 すべてに共通する力である。
 (例)
 ・よく見る力  観察力
 ・ていねいさ
 ・集中力
 ・持続力

 ◆算数
 ・小数
 ・分数
 ・難問

 ◆体育
 ・50メートル走
 タイムを計る。
 休み明けのためか…
 タイムはいまいちだった。
by sugitecyan | 2010-06-07 22:13 | あやせん
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