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全力教室

あやかぜ 12月22日


  あやかぜ  12月22日(火)

 昨日はひどかった。
 最近にない休み明けだった(学校全体)。
 ※全校朝会、その他。
 あと、3日間、しっかりやりたい。
 ただし、いい点もある。
 校門でのあいさつは、よい。
 『夢の実現』の授業もよい。
 字がよくなってきている。
 共通しているのは、「バランス力」の向上。
 トータルバランスがよい。
 全体を見る力が育ってきている。
 認識力のレベルが上がってきている。
 今が、伸びる(伸ばす)チャンス。

 今日は、二年次研の研究授業が2つある。
 そのうち一つは、私が担当している人の授業である。
 ※指導教官をしている。
 昨日は、新採の先生の研究授業だった。
 忙しいときに、連続研究授業。
 授業と協議会。
 午後は、ほとんどしごとができない。
 受験関係の書類作成は、24日以降になるだろう。

 ◆校門でのあいさつ
 ラストということで、特定の子には厳しく行く。
 ・全力を出していない子
 ・おざなりなあいさつをして、通り過ぎようとする子
 ・ポケットに手をつっこんでいる子

 全力であいさつしない子を止める。
 わがクラスJくんの弟である。
 あいさつさせる。
 声を出さない。
「もう一度」
「なんで」
 吐き捨ているようにいう。
「全力出していないでしょう」
「自分でわかっているんじゃないですか」
 6年生に任せる。
 最後は、兄貴が担当。
「全力で声を出しなさい」
 笑えた。
 なかなか合格させない。
 これもよし。

 おざなりなあいさつをし、通り過ぎようとした子を止める。
 もう一度、あいさつさせる。
 ごまかせるという意識が、甘い。
 私の目をごまかすことはできない。

 ポケットに手を突っ込んでいる子を止める。
 今日厳しくいったのは、2人。
 一人は女の子。
 毎回、手をポケットに突っ込んでくる。
 あいさつも、声を出さない。
 注意されると、不服そうな顔をした。
 この子は、私の怖さを知らない。
 そのうち、知ることになるだろう。

 もう一人は、男の子。
 中学年。
 いつも、ポケットに手を入れてくる。
 今日は、校門でも出さなかった。
 手を出すようにいう。
 渋々手を出す。
 あいさつすると、また手をポケットに入れた。
 私を前にして、いい度胸である。
 怖さを知らないのである。
 ちょっと、厳しく指導。
 すぐ泣く。

 しかし…全体的にはよい。
 パワー溢れるあいさつ。
 びんびんに響くようになってきた。

 クラスでも取り組んだら、もっとよくなるだろう。
 毎日1回、朝だけの取り組みでよくなるのだから。

 「あいさつ」は、どの世界でも大切。
 芸能界でも生き残るのは、しっかりあいさつできる人。
 基本中の基本である。
 それを位置づけて実践するか、おざなりにするか…
 結果として、大きな違いが出てくる。

 コミュニケーションの基本
 子どものエネルギーを引き出す
 その他いろいろ

 「あいさつ」には、すばらしい効果がある。
 まずは、取り組むことだ。

 ◆学年合同授業
 ちょっと遅れていくと、すでに始めている。
 全力ではない。
 教師がいなくても、始めるようになったのはよい。
 圧倒声の音読をしていた。

 指導を始める。
 返事の指導である。

 ★返事
 わがクラスの男子を指名。
 返事をさせる。
 卒業式、証書をもらうとき返事をする。
 「すばらしい」返事をする子は、少ない。
 「6年間何やってたの?」
 首をかしげたくなるような返事の子が多い。

 前の学校では、集音マイクを使っていた。
 子どもの声が出ないから、マイクを使うのである。
 恥ずかしい…
 敗北宣言していることに、氣づいていない。
 子どもたちは、声が出ないのではない。
 声を出さないのだ。
 声を出さなくていいと思っているのだ。

 たかが返事。
 「はい」というだけだ。
 それすらできない。
 
 いったい、公立小学校は何を教育しているのだろうか。
 どんな子を育てているのだろうか。

 2組男子を指名。
 返事をさせる。
「全員不合格」
 2組女子を指名。
 いつも声を出す2人が声を出さない。
 規準をつくるために、ある子を指名。
 いつもは、すばらしい返事をする子である。
 しかし…今日は、いつもの三分の一も出していない。
 雰囲氣に影響されているのだ。
「いつも、すばらしいあいさつをするんです」
「いつものようにすればいいんです」
「○○さん」
「はい」
 今度は、まあまあ。
 合格規準を示す。
 
 1組男子。
 合格者4人。
 もう一度やらせる。
 規準を示すと、子どもが変わってくる。
 1組女子。
 いつもより、声を出した。
 2人がA合格。
 毎日、すばらしいあいさつをする子である。
 見本をやらせる。
 ものすごく声が出ている。
 先ほどは、最低ライン。
 今度は、今のところの最高ラインを示した。

 このようにして、進めて行く。
 一人ひとり声を出させる。
 ごまかすことは、できない。
 
 規準を示してからは、声を出す子が増えた。

 全体で、声を出す練習。

 ★歌  『旅立ちの日に』
 ソプラノパートの練習。

 学年合同練習終わり。

 ◆あいさつリレー&あいさつ

 ◆班学

 ◆認識
 「認識の授業」をおこなう。
 黒板には、作品が貼ってある。
 昨日書いたものである。
 ・自分の作品を見る。
 ・友だちの作品を見る。
   ↓
 よいところを探す。
 課題をつかむ。
   ↓
 だれのまねをするか、考える。
 (例)字の太さ
    バランス
    止め、払いなどの基本的なこと
    勢い
    名前

 などなど。
 いい点を見つけ、まねする。

 頭で「書く」のである。
 エアー習字。
 体幹を使って、書く練習。


 ◆表現&解釈 『きつねの窓』
 続きの部分。

 一度、全員で音読。
 それから、発言。
 氣づいたことを、どんどんいっていく。
 最近は、発言レベルが上がってきている。
 ときどき、切れ味鋭い意見が出る。
 (例)
  言い方が「きつね」から「かれ」に変わった。
  きつねに対する見方が、変わったから。
  指を染めてもらったので、狩りの獲物だったきつねが、親切
 なきつねに変わった。だから、「かれ」と呼んでいる。

 「呼称の変化」に氣づいた。
 なかなか、鋭い。

 5分したところで、放送あり。
 避難訓練である。

 ◆避難訓練
 今日は、約1時間使っての訓練。
 4年生は、「煙体験」
 5年生は、「起震車体験」
 段取りがよくないのか…えらく時間がかかった。
 全員集合、話。
 それから、煙体験と起震車体験にわかれた方がよかった。
 説明する方が、ところどころマイクなし。
 あまりよく聴こえない。
 ※A小は、道路に面している。また、駅に近い。
  車の音、電車の音で、聴き取りにくい。
 
 わがクラスは…多くの子が最後まで黙って聴いていた。
 しかし、しゃべった子もいる。
 成果と課題が、ハッキリ出ている。
 避難→集合から、待っている時間が長かった。
 4年生の煙体験が終わるのを待っていたので…15分以上。
 「長くなると」差が出る。
 ボクシングでも、ラウンドが進むにつれて実力差が出てくる。
 6年生となりの○年生は、途中からしゃべり始めた。
 あまりにうるさいので、注意した。
 育っていない子にとって、15分は長すぎる。
 集合して、すぐ話だったら、静かに聴いていたと思う。

 段取り、やり方によって、子どもは聴く、聴かない。
 教師の責任である。

 ◆体育
 『バスケットボール』
 ・シュートゲーム
 ・試合
 まだまだ、下手。
 基本ができていない。
 昨年度教えたことが、飛んでいる(笑)
 バスケットボールは、高度。
 相手がいる。
 瞬間的な判断が要求される。
 頭を使わないといけない。
 もっと、基本を教える必要がある。
 1年やらないと、忘れるな-。
 そういえば、ハードルのときもそうだった。
 「忘れる」をどうするか。
 大きな問題である。
 「できない」のではない。「忘れる」のだ。

 ◆二年次研 研究授業参観
 自習。
 ・先取りの難しい問題 1問
 ・新聞づくり

 ★研究授業
 うーん、私は絶対このような授業をしない。
 子どものエネルギーを引き出さない。
 ずーっと沈滞していた。
 ほとんど、教師が話をしていた。

 「子どもに考えさせる」→発表させる
 という手法は、かなり難しいのではないか。

 できる子にとっては、簡単すぎる。
 できない子にとっては、難しい。
 「自力解決」はけっこうだが…
 (例)
 ・問題の難度を変える。
 ・何段階かにわけて、ヒントを出す。
 ・いくつかのコースを設定する。
  A 自力解決
  B ヒントをもらって解く
  C 教えてもらいながら解く

 いろいろ考えられる。
 簡単すぎると、モチベーションが上がらない。
 達成感がない。
 難しすぎると、モチベーションが上がらない。
 最初からあきらめてしまう。

 「自力解決」とは、一人で解くことではない。
 ※最終的に、一人で解くことができればよい。
 パソコンの操作を考えみれば、よくわかる。
「自分でやりなさい」
 といわれたら、どうだろう。
 わからない場合、何をしたらいいかもわからない。
 先に進めないのではないか。
 
 すこしできる人は、途中まではできる。
 あるところで、わからなくなる。
 そこで、ヒントをもらって自分でやる。
 教えてもらう。

 できる人は、一人でやる。
 むしろ、教師は邪魔。

 こんなことを考えながら、見ていた。

 授業が動いたのは、教え合いの場面。
 「となりの人に説明」のとき、活性化した。
 その後は、また、しーんとなった。

 ◆給食
 配り方がいまいちのため、ご飯がたくさん残った。
 最初に配れば、食べるのが人間。
 あとで配ると、いやなのが人間。
 ポイントは、最初にたくさん配ることである。
 
 残った場合、食べたい子が大量におかわりする。
 たくさんあるので、いくら食べてもよい。
 「ぼくの分がない」ということがない。
 争いがない、平和な世界である。
 しかし…大量に残っているので、なくならない。

 そういう場合は、全員でおかわり。
 食管を空にする。
 これは、エゴではない。
 エコである。
「限りある資源を大切に」
 といいながら、残飯を出す…
 矛盾している。
 
 給食の残飯が問題になっている。
 ・多くの残飯が出る。
 ・残飯処理にお金がかかる。
 二重に、「限りある資源」を無駄にしている。
 エコとは、特別なことをすることではない。
 身の回りでできることを、することである。

 一人ずつ、おかわり。
 その子の食べられる量でよい。
 ほんの少しでもよい。
 「全員で食管を空にする」ことが大切なのだ。
 「全員で」というところが、ポイントである。

 会食後…サイレントタイム。
 しゃべる子がいる。
 ※特定の子。

 ◆掃除
 大掃除モード。
 普段あまり掃除しないところを、きれいにする。
 掃除途中、先輩たちのノートを見つけた子がいる。
「きれいだ」
「すごい」

 ◆休み時間

 ◆読書タイム

 ◆『夢の実現』の授業
 朝分析したことをもとにして、取り組む。
 頭では、できているかもしれない。
 問題は、筆に伝わっているかどうかである。
 「わかっているけど、できない」
 思うように、筆が動かないのである。
 さて、どのくらい上達するだろうか。

 レベルが低いので、まだまだ、上達の余地あり。
 ありすぎるくらいあり。

 2回目の清書、はじまりはじまり。

 ◆二年次研 研究授業参観 2

 理科。
 明かりをつける実験。
 物があるというのは、理科の強み。
 
 この前見たときより、ぐんとよくなっている。
 教師のしゃべりが少ない。
 指示が明確で短くなった。
 授業にメリハリが出てきた。

 ただし…子どもに言わせたいことを教だん師が言ってしまう。

 おまけの実験。
 「ソケットなしでつくかどうか」
 予想させる。
 教師が、その場で実験。
 おしかった。
 次時に、子どもにやらせればよかったのに…
 盛り上がること間違いなし。

 教室に戻る。
 子どもたちの作品を見る。
 多くの子は、昨日よりよくなっている。

 昨日すごくよかった子の中には、ダウンしている子もいた。
 昨日、実力以上の力が出たのである。

 あまり変わらない子もいる。
「名前を大きく書きなさい」
 といわれたにもかかわらず、昨日と同じ大きさで書く。
 ・わかっているが、筆が動かない。
 ・わかっていない。
 ・やる氣がない。
 ・教師に反抗している。
 いろいろな理由が考えられる。

 「言われたことがわかる」
 能力がないとわからない。
 ・人間関係の問題
 ・態度の問題
 ・認識の問題
 複雑に絡み合っている。

 今日は、「教師不在でどのくらいできるか」を見た。
 私がいれば、違う展開になったはずである。
 必要に応じて、アドバイスするはずだから。
by sugitecyan | 2009-12-22 22:53 | あやかぜ
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実践の記録

by sugitecyan
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