人気ブログランキング | 話題のタグを見る

全力教室

あやかぜ 11月9日


  あやかぜ  11月9日(月)

 これから、3連続公開授業。
  ・11月13日(金)公開授業
  ・11月16日(月)公開授業
  ・11月21日(土)公開授業、音楽会、サークル
 10月26日、11月2日を含めると、5連続の公開である。

 これだけ続くとなると、偶然ではない。
 何かの意志が働いている。
 心して、実践したい。

 ◆校門でのあいさつ
 休み明け、今日はどうだろうか?
 最近は、休みの影響を受けない子が増えてきた。
 少なくとも、校門では元氣なのだ。
 必ず、私の目を見る。
 一度止まる。
 これができている。
 休みの影響を受けてる子は…
 目がにごっている。
 目の光が弱い。
 口が開いている。
 私の顔を正視しない。
 止まらない。
 声を出さない。
 まさに、対極である。

 元氣な子が増えてきたのは、いいことだ。
「元氣があれば何でもできる」
 至言である。
 元氣には、2つある。
 ・内から湧き出る氣
 ・他からもらう氣(これを「宝もらう氣」という)
 2つが合わさって「元氣」という。

 内から湧き出る氣を出す。
「おはようございます」
 という言葉にのせて、氣(エネルギー)を伝える。
「おはよございます」
 人からの氣を受け取る。
 氣の交流が、「あいさつ」なのだ。
 ただの儀礼的行為ではない。

 最初の20回くらいまでは、好調。
 いい声が出る。
 しかし…そのあとは森進一状態。
 声が出なくなる。
 かすれた声でも、声を出す。

 途中から、自主あいさつ当番が加わる。
 最近は、他学級、他学年の子が手伝ってくれる。
 ありがたい。
「先生、今日も手伝いに来たよ」
「よろしくお願いします」

 昨日、ある番組を見た。
 逆上がりを教える家庭教師。
 教わったこのコメント。
「今日は、楽しかった」
 解説をしていた俳優さんが言った。
「楽しいといったのが、いい」
 そう。
 楽しくないと続かない。
 楽しくないと、やる氣にならない。
 私のいう「楽習」である。

 あいさつも同様。
 他学年の子が来るのは、「楽しい」から。
 強制されて、続けることは、本物ではない。
 私は、「努力の生活化」を提唱している。
 さらに上を行く言葉がある。
 「職業の道楽化」(本多静六氏)がある。
 どんぴしゃの言葉である。
 教師修行も同様。
 楽しくなければ、続かない。

 後半になると、2年生軍団がやってくる。
「今日も、来たよ」
「先生、手伝いに来たよ」
「よろしくね」
 10人+私で声を出す。
 声を合わせて、あいさつする。
 強烈!
 2年生のあいさつ時間は、5分。
 短時間なので、負担が少ない。
 疲れない。
 声を出して氣持ちよくなって終わることができる。
 いいとこづくしである。
 30分連続あいさつとは、違う。
 だから、続くのだろう。
「先生、朝会であいさつしていい」
「いいよ」
「やったー!」
 大喜びする10人。
 このやる氣はなんだ。
 食べ物が違う!(笑)
 ということで、前回に続いて2年生が代表を務めることになった。
 
 ◆全校朝会
 全校児童が整列するまでに、時間がかかる。
 今日は、1年生が遅かった。
 何かあったのかもしれない。
 私のクラスは、早めに並んで待っている。
 ようやく、このレベルになった。
 2年生代表10人が、前に並ぶ。
 誇らしげに並んでいる。
 はりきっている。
「朝のあいさつをします」(代表の代表)
「おはようございます」(2年生代表 10人)
「おはようございます」(全校児童+職員)
 今日は、ほとんど表彰で終わる。
 看護当番の先生の話。
 「1分間あいさつ指導」の時間。

 ◆1分間のあいさつ指導
 インフルの影響もあり、校庭での朝会は久しぶりである。
 少し話をする。
 ・元氣だと、インフルにかからない。
 ・元氣になるには、大きな声を出すこと。
 1年生から、あいさつ
「1年生」
「おはようございます」(1年生)  氣合が入っている。
「2年生」
「おはようございます」(2年生)  氣合が入っている。
「3年生」
「おはようございます」(3年生)
「4年生」
「おはようございます」(4年生)
「5年生」
「おはようございます」(5年生)  声が出ている。
「6年生」
「おはようございます」(6年生)  一番声が出ている。
「全員で」
「おはようございます」(全校児童+職員)

 全部の学年が
 ・氣合が入る。
 ・声が出る。
 ようになるといいな。
 学年集団になると…弱くなることもある。
 お互いを低め合ってしまうのである。
 「個と集団」の関係は、単純ではない。
 ・個
 ・集団
 両方大切。

 毎日の「校門でのあいさつ」
 週1回のあいさつ指導
 では、限界がある。
 子どもを伸ばすには、少なすぎる。
 あせらず、じっくり行こう。

 ★休み明けは…
 教室へ。
 私よりも、遅く入ってくる子がいる。
 しゃべっている子がいる。
 すぐ、あいさつが始まらない。
 トップの子の肩をたたく。
 あいさつを始めたが、すぐ止まってしまう。
 全員がそろっていないのだ。
 ・全員そろっていない。
 ・学校生活の意識になっていない。
 最近見られなかったことだ。
 レベルダウンしている。

 落ちたら、最初からスタート。
「もう一度」

 ◆あいさつリレー
 指摘されたことで、スイッチが切り替わる。
 瞬時に変わるのが、おもしろい。
 1秒前とは、別人である。
 しかし…ときどき、スイッチが入らない。
 今日はそうだった。
 まだまだ、育っていない。

 スイッチが入ると…声が出る。
 同じ人かと思えるくらいに、違う。
 「氣持ちの問題」というのは、本当である。

 一人いないので、「あいさつ34連発」。
 今日は、授業の様子を撮る。
 ※卒業アルバムに載せる写真。
 一人でも欠けていると、撮ることができない。
 ※遅刻してきた。
「先生、寝坊しました」
 いいねー、氣楽で。
 私など、4時に起きているというのに。

 ◆あいさつ
 氣合を入れてあいさつする。

 ◆班学
 少人数制算数のため、5人が抜ける。
 残りの子で、班学。
 班学から入ると、変身できる(笑)
 休みモードから学校モードに、切り替えることができる。

 ◆算数
 後半は、算数。
 今日は、教科書の復習。
 班ごとにおこなう。
 どこまでできるか。
 ・教科書を音読する。
 ・問題を解く。

 「声を出す」
 とても大切なことである。
 「教科書を読む授業」を提唱している。
 教育の原点。
 今、おこなわれていないこと。
 「くり返し」
 同じ問題を10回くらい解く。
 大切なことである。
 ・スピード
 ・説明
 などの負荷をつけると、難問に早変わりする。
 できない子は、「できない」のではない。
 できない子は、「忘れる」のである。
 くり返し学習することで、「忘れる」ことを忘れる。
 自然に覚えてしまう。

 ★声を出す
 これは、全身を使った学習である。
 杉渕学級における音読の声は、圧倒的な声量。
 ※普通とくらべると。
 のどだけでは、圧倒的な声量にならない。
 全身を使って声を出す。
 学習は、全身を使うとよい。

 ★変化ある反復
 一度やった問題をバカにする子がいる。
 講座でも同じ。
「それは、前に聴きました」
 聴いたからといって、できるわけではない。
「できるようになったのですか?」
「…」
 聴いて終わりではない。
 聴いたところが、始まりなのだ。
 聴いて→実践する。
 わからないところが出てくる。
 次は、そこを聴くのである。
 問題意識を持って、「次の一手」を聴けばよい。

 やったことがある問題。
 さっと解けるか。
 すぐ答えを言えるか。
 10分の1の時間で解けるか。
 などなど、スピードという負荷をかける。
 5時間で学習したことを、10分で復習する。
 同じことをするのではない。
 レベルを上げて、同じ問題を解くのである。

 ◆社会
 班学。
 『世界の人々とわたしたち』
 ・声を出して教科書を読む。
 全身を使って、全力で読まないと意味がない。
 口で止まり、脳に伝わらない。
 ・声
 ・スピード
 がキーワード。
 ゆっくり読んでもダメだ。
 「圧倒声で速く読む」
 これが、ポイント。

 声を出して教科書を読む
   ↓
 意見を出し合う(話し合い)
   ↓
 まとめを書く

 というパターンの授業である。

 ◆超高速漢字テスト
 2年生の漢字をクリアした子は、3年生に進む。
 クリアできていない子は、2年生の漢字。
 「5分で100問」
 かなりの力量を要求される。
 ・スピード
 ・集中力
 ・ていねいさ
 総合的な力が要求される。

 鉛筆も重要だ。
 子どもから取り上げた(笑)バトル鉛筆。
 粗悪品は、書きにくい。
 おすすめは、uniの2B。
 すべりがよく、書きやすい。

 ◆20分休み
 けん玉がはやっている。
 昨日テレビで見たことを話した。
 けん玉のプロのこと。
 ものすごい技術だった。
 何人か見た子がいる。
 その技に挑戦。
 もりあがっていた。
 何かに夢中になるって、すばらしい。

 ◆続き
 超高速漢字テストの続き。
 迷ったところ、間違えたところ、できなかったところをチェックする。
 完璧にできなければ、「5分100問」は無理。
 まずは、覚えること。
 すべて、書けるようにすること。
 苦手な子は、少しずつ覚えればよい。

 ◆条件を変えての練習
 校庭で、声出し。
 音読と歌。
 練習時間は、10分。

 響かない校庭で、声を出す。
 悪条件で練習することにより、普段より力を使う。
 いつも、同じ練習をしていると…
 マンネリ化する。
 体が、その感覚を覚えてしまう。
 自然にリミッターがかかってしまう。
 校庭では、そうはいかない。
 いくら出しても、「声が大きい」「響く」ことはない。
 いくらやっても、「まだまだ」
 目標は、すぐ到達できるもの、なかなか到達できないもの。
 2つを持つとよい。

 角度を変えた練習のはじまり。

 ★2つの負荷
 高度な認識力がある人は、意識して練習する。
 イチロー選手が典型である。
 普通の人は、意識しない。
 意識しても、続かない。
 だから、条件を変えることが必要。
 校庭での練習は、自然に負荷がかかっている。
 ・自分で負荷をかける。
 ・自然と負荷がかかる。
 教育においては、この2つを組み合わせる。
 ただ「負荷」をかければいいというものではない。

 いつもの場所で、体育をやっている。
 立ち位置を変えての練習。

 私は、教室から子どもたちの声を聴く。
 
 ★2つの練習
 ・教師のいるところで練習
 ・教師なしで練習
 これまた、両方必要。
 教師メインばかりだと、受け身になってくる。
 子どもたちの自主性に任せると、レベルが上がらない。
 両方を組み合わせることが必要。
 
 今日の場合は、二重の負荷をかけている。
 ・校庭
 ・教師なし

 子どもたちが、教室に帰ってきた。
 班ごとに練習が始まる。
 そのあと、全体で練習が始まる。
 やはり、休み明け。
 2日間声を出していないのは、大きい。

 一人ずつ声を出させる。
 『地球の歌』より「森よ」の部分である。
 前にくらべ、響く子が増えてきた。
 「響かせよう」という意識を感じる。

 意識して練習すれば、上達する。
「先生」と聴きにくる。

 今の私は…
 教師に対しては、積極的にかかわらない。
 その人がきたら相手をする。
「余計なお世話」はしない。

 積極的にかかわるのは、自分がしたいとき。
 その人をどうしようという義務感がないとき。

 子どもに対しても、同様。
 義務感でかかわったとき、うまくいったためしがない。
 当たり前のことである。

 このことを実感するまで、20年の歳月が流れた。
 ようやく「わかった」のである。

 ◆音楽会に向けて
 音楽会の立ち位置を決める。
 板書する。
 ・やる氣と意識
 ・声・表現・表情
 がポイント。

 6 ■■■■■   □…女子
 5□□□■■■   ■…男子
 4□□□■■■
 3□□□■■■
 2□□□■■■
 1□□□■■■

 自分の立ち位置はどこか。
 ・自分の実力を考えて、ここだと選ぶ。
 ・「ここに立ちたい」理想の自分の姿で選ぶ。

 重なる子は、少ないと思う。
 多くの子は、2つの立ち位置を記入するだろう。
 さて、希望を聴いたときどちらを選ぶか?
 子どもの「育ち」がわかる場面である。

 教師は…子どもの様子を見ながら、臨機応変に切り替える。
 私なりのビジョンはある。
 こうしたらいいという案はある。
 それを前面に打ち出すと、がっかりする子が出てくる。
 やる氣より力を優先したからである。
 ・やる氣か
 ・力量か
 難しいところである。
 
 私の場合、本氣でやる子にはチャンスを与える。
 場、機会を与える。
 今までも、そうしてきた。
 大化けする子は、たくさんいた。
 今回の「立ち位置決め」も、大化けするチャンスである。
「本当にできるの?」
 君の実力では難しいということを正直にいう。
 けっこうきつい言葉である。
「やります。やらせてください!」
 2人の女子が、そういった。
 その言葉よし。
 力量不足を、役不足に変えればよい。
 音楽会まで、あと2週間。
 これからどうなるか。
 まだわからない。

 意外な2人が、「この場所をやらせてください」
 センターを要求した。
 うれしかった。
 子どもの「育ち」がわかる瞬間であった。
 

 ◆撮影
 卒業アルバムに載せる写真撮影。
 ・教室で、授業風景
 ・校庭で、集合写真
 ※前回は欠席者がいて、撮ることができなかった。
  待ち時間もあり、けっこう時間がかかった。
  どうにか、終了。

 ◆給食
 給食準備をする段階で、呼び出しあり。
「来てください」
 校庭へ。
 集合写真の撮影。

 給食準備は、15分遅れて始まった。
 ごちそうさまは、いつもより3分遅れ。
 12分短縮した。
 ごく自然に短縮。
 「育ってきた」証拠である。
 「ごちそうさま」近くになってもしゃべる子がいる。
 「育っていない」証拠である。

 休み明けは、両極端。
 育っているところが出る。
 育っていないところが出る。
 それぞれ、浮き彫りにされる。
 このへんが、おもしろい。

 ◆掃除
 15分間掃除。

 ◆読書タイム

 ◆立ち位置決め
 さっきの続き。

 ◆算数
 本日、2回目の算数。
 テスト2枚。
 『文字と式』
 多くの子は、100点。
 勘違いしている子に対し、指摘する。

 『量の単位のしくみ』

 ◆条件を変えての練習 2
 階段で練習。
 ※階段両隣のクラスが留守。
  チャンス。
 先ほど決めた立ち位置につく。

 「条件がよい」ところでの練習である。
 階段は、よく響く。
 この「響き」を体得させたい。
 階段で練習するうちに、感覚をつかんでくる。
「こうやると響く」ということが、だんだんわかってくる。

 ★鍵盤ハーモニカ
 自分が苦手なところを練習。
 できるところは、速く弾く練習。

 ◆まとめ

 ◆掃除

 ◆帰りの会
 ・連絡
 ・歌      ※班ごと
 ・さようなら  ※班ごと
by sugitecyan | 2009-11-09 19:01 | あやかぜ
<< あやかぜ 11月10日 あやかぜ 11月6日 >>



実践の記録

by sugitecyan
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧