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全力教室

あやかぜ 10月7日


  あやかぜ  10月7日(水)

 今日は、誕生日。
 とうとう、50歳になってしまった。
 四捨五入すると、100である。
 つい先日教師になったと思ったら…
 すでに、26年が経過している。
 浦島太郎状態である。
 
 「変わるものと変わらぬもの」がある。
 両方持っていないと困る。
 技術…新卒のころにくらべれば、格段に進歩している。
 見方・考え方…広く、深くなっている。 
 人間として…ずいぶん成長したと思う(笑)
 仕事…自分だけ→いろいろな仕事。
 仕事…量→質へ。
 情熱…変わらない。
 思い…変わらない。

 師匠は言う。
「50からが本番。これからが、本当におもしろい」
 今は、松井選手だという。
 55歳から。

 新卒のころの若さがほしい。
 自由がある。
 お金がある。
 今、これがあったら、もっと仕事ができる。
 今の実力を持って、あの頃に戻りたい(笑)

 50になった自分。
 自分の役割がある。
 自分がすべきことがある。
 自分しかできないことがある。

 以前のように、学級だけのことはできない。
 学校だけのこともできない。
 5時以降は、違う仕事が入ってくる。
 それも、私の役目だと思っている。

 ダイエットは順調。
 シェイプアップした。
 頭と心の方も、シェイプアップしたい。

 ◆校門でのあいさつ
 梅雨を思わせる連日の雨。
 カエルの傘が大活躍。
 今日も、全力であいさつをする。
 半年たち、声を出す子が増えてきた。
 「校門では、声を出してあいさつする」
 ということが、当たり前になってきた。
 意識して声を出している子もいる。
 身体化している子もいる。
 意識しなくても、声が出るようになってきているのである。
 しかし…全員が声を出しているわけではない。
 
 学校を変えるには、カエルの傘を持つこと。
 いやいや、6割の子が声を出すことが第一条件。
「6割をこえると、加速する」
 8割をこえたら、すごい学校になるだろう。

 私には、その姿が見えている。
 今は、ただ実践するのみ。

 ◆学年合同授業
 歌の練習をしているが…
 全員声を出しているわけではない。
 しゃべったり、ふざけたりしている子がいる。
 ・何のために廊下に出てきたのか。
 ・今何をすべきか。
 認識していない。
 伸びない子は、みんなそう。

 歌わせる。
 声が出ていない。
 集団になると、声を出さない子が出てくる。
「声を出さなくてもわからないだろう」
 手を抜く子。
 自然に手を抜く子(笑)

 クラスごとに声を出させる。
 もろにわかる。
 1組男子、1組女子というように声を出させる。
 あるクラスは、一人ずつ声を出させた。
 ほとんど不合格。
 合格者は2人。
 その子立ちに、何度もやらせる。
 歌に必要なのは、
 ・一人で歌うという意識
 ・合わせるという意識
 矛盾する要素を融合させる必要がある。
 かなり高度な活動である。

 声を出さないことには、話にならない。
 学年合同授業。
 声出しは、各人でおこなうのが常識。
 声出しから始めると…本当の練習ができない。
 行く前に、時間になってしまう。
 まだまだ、育っていない。

 だんだん、声が出てきた。

 ハモリは、先週よりよくなってきた。

 週1回の練習では、なかなか上達しない。
 自分で練習してきて、集団で練習。
 これなら伸びる。
 練習しないで、周1回集団で練習。
 あまり、意味がない。
 歌は「毎日練習」。
 これから、取り組みたい。

 ※「声が出ていない」というのは、私の規準。
 一般的な水準から考えれば、かなりの声量。

 事件発生。
 水槽の水が、ものすごく濁っている。
 昨日は、違っていた。
 私が帰るときは、きれいだった。
 朝も同様である。
 ということは、「校門でのあいさつ」後、誰かが汚した。
 汚したと言っても、わざとではないだろう。
 えさの入れすぎである。
 えさをあげるとき、入れすぎてしまったのだと思う。
 だれがやったのかは、わからない。
 名乗り出る子はいなかった。
 このへん、育っていない。
 すぐに、水槽の掃除をする。
 子どもたちは、班学。

 ◆班学
 そろそろ、手を入れる。
 スムーズにできるが、パワーダウンしている感じもある。
 荒削りの段階の方が、パワーがある。

 ◆音読
 声を出して、教科書を読む。
 基本的な学習を、毎回おこなっている。
 説明文であろうが、なんであろうが、読んで読んで読みまくる。
 今の教育、読む回数が、圧倒的に少ない。
 「声を出して読む」ことの大切さが、伝承されてない。
 自分が実践し、伝えていかなければ…
 私の役目だ。
 
 ◆一語ずつ
 一つひとつの言葉について
 私が問題を出す。
 それに答えさせる。
 ・全員で
 ・班で
 両方使う。
 (例)
 ・「火星をもう一つの地球に」について
 ・「あらゆる惑星」について
 ・「温室効果」とは何か
 ・「それが」の「それ」は何を指すか
 ・「かつて」とあるが、どのくらい前か
 ・「推定」を他の言葉に置き換える
 などなど。
 
 ★仮定法
 「もし火星の研究が十分になされれば、~」という文がある。
 仮定法について、教える。

 ★表現読み
 教科書の文を使って、即興で表現する練習。
 弟と電話で話しているというシチュエーション。
「お母さんは、今、出かけているんだ。帰りはおそいと言ってたよ」
 という一文を取り上げる。
 各班、一人ずつ音読。
 終わったら、次の子。
 
 課題を出す。
 ・寝起き状態で
 ・ヤンキーのお兄さんになって(笑)
 ・その他いろいろ

 すぐできるか。
 はずかしがらずにできるか。

 大切なことである。
 「即興」
 世に出たら、必要な力である。
 
 お笑い界は、浮き沈みが激しい。
 一発芸のひとは、すぐ売れなくなる。
 飽きられてしまうのである。
 あらかじめ考えてきたコントだから。
 その点、共演者とのトークは1回限り。
 即興制が要求される。
 共演者の言葉を聴いて、新しいものを生み出す。
 これは、飽きられることがない。
 毎回毎回、違うものが生まれる。

 ★持続と即興
 教師修行も、両方が必要。
 ・初見の教材
 ・初めての学級
 で授業する。
 じっくり考えて、授業する。
 その場で考えて、授業する。
 教師には、両方の力が必要。
 
 今の教育界、「即興」は重視されていない。
 指導案偏重は、その典型。
 だから、縛られる。

 「即興力」があったら、亀田選手は勝てた。
 ・相手の戦法を見抜く。
 倒しにきていたのが、ポイントを取ることに切り替えた。
 打ってはクリンチのくり返し。
 見栄えがする大きなパンチを打つ。
 チャンピオンの戦法は、見え見えだった。
 しかし…亀田選手はキャリアがない。
 ごまかされてしまった。
 残念。
 当たっても当たらなくてもいいから、手数を出す。
 これがよかった。
 相手に考える時間を与えない。
 出しているうちに、当たる。
 作戦負け、キャリア負けだった。
 「キャリアがない」ということは、引き出し不足。
 「即興力」をつけるには、
 ・引き出しの数を増やす
 ・場数を踏む
 ことだ。

 出張授業、補教での授業は、ビックチャンス。
 腕を磨く、絶好の機会である。
 

 ◆理科
 『大地のつくりと変化』
 地層について、指導する。
 基本を押さえる。
 ・必要な知識
 ・見方
 「氣づき」+教える→「新たな氣づき」

 大島「バームクーヘン」の写真を見せる。
 現地に行って、本物を見るといい。
 何度か見たが、すごい迫力である。
 「ケーキの断面図」を例に出す。
 これが一番わかりやすい。

 ◆休み時間
 校内巡視。
 いろいろなところで、声をかけられる。
「誕生日おめでとうございます」
 どうして、知っているんだろう?
 同僚にも、声をかけられる。

 ★どうして?
 今日一日、声をかけられた。
「誕生日、おめでとうございます」
 どうして、知っているのだろう。
 どうして、声をかけてくれるのだろう。
 クラスの子、他のクラスの子、他の学年の子、同僚。
 不思議な感じがした。
 自分も言おう。
「誕生日、おめでとう」
「生んでくれた人に感謝しなさい」
「ありがとうございました」
「今まで、かかわってくださった方々に感謝しなさい」
「ありがとうございました。
 これからも、よろしくお願いいたします」

 ◆歌の練習
 よくなってきたのは、「響き」である。
 かなり、響くようになってきた。
 「響き」には、個性が出る。
 歴代杉渕学級、それぞれ違いがあった。
 ・透明感ある響き
 ・やわらかい響き
 ・明るい響き
 今回の学級は、どんな「響き」になるだろうか。

 ◆社会
 歴史のテスト。
 ・知らないと、できない問題。
 ・テスト問題を読めば、できる問題。
 →分類する。

 ◆給食

 ◆掃除
 掃除の途中で、他のクラスの子が来る。
「先生、お願いします」
 すぐ、体育館へ。
「あとは、まかせます」

 ◆連合運動会の練習
 走り高跳びとハードルのみ。
 ハードルを3台並べる。
 今日は、3台跳ぶ練習。
 一人ひとりにアドバイスする。
 跳び終わったら、教師のところへ来る。
 アドバイスをもらい、次に行く。
 ・2つの跳び方
 ・振り上げ足
 曲がるこのほとんどが、近すぎる。
 遠くで踏み切るように言う。
 抜き足は、難しい。
 そこまで神経が行かない感じがする。
 足を持ってしどうする。
 膝、足首の感覚をつかませる。
 
 ある程度できるようになった子には、次の段階の指導。
 体が浮かないように、前にかぶせる。
 振り上げ足に、反対の手でタッチする。

 リズムよく跳ぶ。
 その他いろいろ。
「もっとやっていいですか」
 30分間、めいっぱい練習した。
「帰りなさい」
 といわれても、帰らない子が多い。
「もっと、跳びたいんです」
 水曜日は、4時間授業。
 普通なら、早く帰りたいところだろう。
 ところが、帰らない。
 ・上達する。
 ・教師に認められる。
 ・アドバイスをもらえる。
 ・「楽しい」、「おもしろい」

 それにしても…進んで練習する。
 ふざける子がいない。
 どんどん上達している。
 不思議である。

 終わると、生活指導関係の仕事。
 ・安全マップ印刷→配布
 ・生活指導委員会
  一斉下校訓練、セーフティー教室の打ち合わせなど。

 教室掃除。
by sugitecyan | 2009-10-07 22:10 | あやかぜ
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実践の記録

by sugitecyan
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